トリアゾラム錠0.25mg「日新」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
眠気、ふらつき、頭重、倦怠感、頭痛、めまい、協調運動失調、舌のもつれ、耳鳴、焦燥感、霧視
起こる可能性のある重大な副作用
一過性前向性健忘、薬物依存、離脱症状、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想、精神症状、刺激興奮、錯乱、攻撃性、激越、呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス、睡眠随伴症状、夢遊症状、肝炎、肝機能障害、黄疸、ショック、アナフィラキシー、発疹、血管性浮腫、呼吸困難、もうろう状態
上記以外の副作用
下痢、口渇、心窩部不快感、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、動悸、胸部圧迫感、過敏症、そう痒、味覚変化、不快感、言語障害、見当識障害、意識混濁、視覚異常、散瞳、羞明、眼精疲労、多夢、魔夢、知覚減退、転倒、多幸症、鎮静、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、便秘、血圧上昇、血圧降下、脱力感、筋緊張低下症状、皮下出血、尿失禁、便失禁、尿閉、CK上昇
トリアゾラム錠0.25mg「日新」の用法・用量
- 〈不眠症〉通常成人には1回トリアゾラムとして0.25mgを就寝前に経口投与する
- 高度な不眠症には0.5mgを投与することができる
- なお、年齢・症状・疾患などを考慮して適宜増減するが、高齢者には1回0.125mg~0.25mgまでとする
- 〈麻酔前投薬〉手術前夜:通常成人には1回トリアゾラムとして0.25mgを就寝前に経口投与する
- なお、年齢・症状・疾患などを考慮し、必要に応じ0.5mgを投与することができる
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤に対する反応には個人差がある、また、眠気、めまい、ふらつき及び健忘等は用量依存的にあらわれるので、本剤を投与する場合には少量(1回0.125mg以下)から投与を開始し、やむを得ず増量する場合は観察を十分に行いながら慎重に行うこと(ただし、0.5mgを超えないこととし、症状の改善に伴って減量に努めること)〔1.警告の項、7.2、11.1.4参照〕
- 7.2. 〈不眠症〉不眠症の場合、就寝の直前に服用させること
- また、患者が服用して就寝後起床して活動を開始するまでに十分な睡眠時間がとれなかった場合、又は睡眠途中において一時的に起床して仕事等を行った場合などにおいて健忘があらわれたとの報告があるので、薬効が消失する前に活動を開始する可能性があるときは服用させないこと〔1.警告の項、7.1、11.1.4参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
トリアゾラム錠0.25mg「日新」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
イトラコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ポサコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
フルコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ホスフルコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ボリコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ミコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
硫酸アタザナビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ダルナビルエタノール付加物 |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ホスアンプレナビルカルシウム水和物 |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
リトナビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ロピナビル・リトナビル配合剤 |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
ニルマトレルビル・リトナビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
エンシトレルビルフマル酸 |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
コビシスタットを含有する製剤 |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
エファビレンツ |
本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 |
エタノール摂取 |
精神神経系等の副作用 |
中枢抑制剤 |
精神神経系等の副作用 |
フェノチアジン系薬剤 |
精神神経系等の副作用 |
バルビツール酸誘導体 |
精神神経系等の副作用 |
エリスロマイシン |
本剤の血中濃度が上昇 |
クラリスロマイシン |
本剤の血中濃度が上昇 |
ジョサマイシン |
本剤の血中濃度が上昇 |
シメチジン |
本剤の血中濃度が上昇 |
ジルチアゼム |
本剤の血中濃度が上昇 |
メシル酸イマチニブ |
本剤の血中濃度が上昇 |
キヌプリスチン |
本剤の血中濃度が上昇 |
ダルホプリスチン |
本剤の血中濃度が上昇 |
強いCYP3A誘導薬 |
本剤の作用が低下 |
カルバマゼピン |
本剤の作用が低下 |
フェノバルビタール |
本剤の作用が低下 |
リファンピシン類 |
本剤の作用が低下 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
多汗・起立性低血圧等の副作用 |
利尿剤 |
肝不全、死亡 |