じかいなんこつまくえん
耳介軟骨膜炎
主に感染や外傷が原因で耳に炎症を起こした状態
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最終更新: 2022.09.26
耳介軟骨膜炎の基礎知識
POINT 耳介軟骨膜炎とは
耳の傷ついた場所から感染したり、炎症が起こった状態です。打撲などのけがやピアス、手術、急性外耳炎などが原因となります。症状は耳の腫れ、赤み、痛みなどです。まれに耳の形が変形することもあります。診断は視診で可能で、治療は抗菌薬や、炎症が強い人はステロイド薬を使用します。耳介軟骨膜炎を繰り返す病気として、反復性多発軟骨炎がありますが、耳介のみではなく、鼻の軟骨炎や関節の痛み、目の充血、めまいや難聴なども起こします。こちらは診断に軟骨を一部切り取って検査し、治療はステロイドの投与を長期間にわたって行います。耳の腫れや痛みがある人は耳鼻科のクリニックを受診してください。必要があれば、大きな病院に紹介してもらえます。
耳介軟骨膜炎について
- 主に感染や外傷が原因となって耳に
炎症 を起こした状態- 耳が傷ついた場所から感染したり、炎症を起こったりしたことが原因となる
- 主な原因
- 耳の虫さされ、
打撲 - ピアスによる刺激
- 耳の虫さされ、
- 感染の起炎菌は以下が多い
緑膿菌 黄色ブドウ球菌 - プロテウス属
耳介軟骨膜炎の症状
- 耳が赤く腫れ、熱を持つ
- 痛みが強いことが多い
- 病気が進行すると耳が変形したりすることもある
耳介軟骨膜炎の検査・診断
- 状況の
問診 と視診で判断する - 必要に応じて
聴力検査 や病気の広がりを確認するために耳鏡検査やCT 検査を行う場合もある
耳介軟骨膜炎の治療法
抗菌薬 を用いて治療を行う炎症 が強い場合は、副腎皮質ステロイド を使用することもある