とうにょうびょうせいにゅーろぱちー(とうにょうびょうせいしんけいしょうがい)
糖尿病性ニューロパチー(糖尿病性神経障害)
糖尿病が原因で起こる神経障害のこと
6人の医師がチェック 82回の改訂 最終更新: 2022.02.25

Beta 糖尿病性ニューロパチー(糖尿病性神経障害)についての医師コメント

糖尿病性ニューロパチーは糖尿病の三大合併症(神経障害・網膜症・腎症)の中では最も早く出現するといわれています。「しびれ」の内容としては「足の裏に紙が一枚貼り付いている」「砂利の上を歩いている感じがする」といったものが代表的です。
外来に来られる「しびれ」の方の症状の原因はやはり整形外科的なもの、すなわち椎間板ヘルニアなどが多いのですが、時折糖尿病が原因の方もいらっしゃいます。余談ですが”整形外科疾患+糖尿病性ニューロパチー”と思われる場合もあり、こういった際はそれぞれの関与度の判断に困ったりします。
もし、「しびれ」があるが整形外科的な問題がないと診断された場合で、ご自身の糖尿病の有無が分からない場合は糖尿病がないかどうかチェックを受けることをおすすめします。本文中にもありますが純粋な糖尿病性ニューロパチーであれば血糖コントロールの改善とともに症状は軽くなることが多いです。


匿名協力医師
病気や薬の豆知識
2016.06.20