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O脚(内反膝)
両ひざが外側に曲がって、「気をつけ」の姿勢をとっても左右のひざがくっつかない状態
10人の医師がチェック 153回の改訂 最終更新: 2022.03.11

O脚(内反膝)の基礎知識

POINT O脚(内反膝)とは

両膝が外側に曲がり「気をつけ」の姿勢をとっても左右の膝がくっつかない状態のことです。靭帯・骨の異常、怪我が主な原因です。膝が変形して外見上問題が生じる他、違和感やこわばり、痛み、膝の腫れ(水がたまった影響)などの症状が現れます。診察だけで診断がつき、症状に合わせて治療法が選ばれます。手術が検討されるのは症状によって日常生活が困るなどかなり重症化している場合です。O脚が心配な人は整形外科を受診してください。

O脚(内反膝)について

  • 両ひざが外側に曲がり、「気をつけ」の姿勢をとっても左右のひざがくっつかない状態
  • 主な原因
    • 靭帯の異常、骨の異常、けが 
  • 分類
    • 生理的な変形:新生児の足など、自然な経過で治るような変形
    • 病的な変形:くる病、靭帯や骨の異常などによる変形

O脚(内反膝)の症状

  • ひざに現れる主な症状
    • 変形
    • 違和感
    • こわばり
    • 痛み
    • 水が溜まる
  • 膝の状態が悪いと他の関節へも影響することがある

O脚(内反膝)の検査・診断

  • 特別な検査は行わず、足の診察、症状、経過などから診断を行う
  • 必要に応じてレントゲン検査などの画像検査も行う

O脚(内反膝)の治療法

  • 保存療法:装具を使った治療
    • 劇的に改善することはないが、痛みや変形自体に対して使用されることがある
  • 手術:骨切り術など
    • 日常生活で困るほどの状態であれば、手術を行うことがある
  • 重症でなければそのまま経過観察となることが多い

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