Beta 胃食道逆流症(逆流性食道炎)のQ&A
食生活に気をつける
姿勢に注意する
肥満の解消
衣類に気をつける
禁煙
脂肪分の多い食事を控える
- 下部食道括約筋が緩みやすい、また胃酸を分泌させやすいため
タンパク質の多い食事を控える
- タンパク質の多い食事は消化に時間がかかってしまうため、胃液の逆流が起こりやすい
腹八分目に留める
アルコールやカフェイン(コーヒーや緑茶に含まれる)を控える
- 胃酸の分泌を促してしまうため
逆流性食道炎について教えてください
胃食道逆流症(逆流性食道炎)は胃から分泌される胃酸(胃液)が、食道へ逆流してしまうことで炎症を起こしてしまう病気です。この状態が長く続くと食道の粘膜が変性してしまうバレット食道になることがあります。バレット食道になってしまうと食道がんのリスクが高くなりますので、早期のうちに治療を行い治癒させることが大切になります。
胃食道逆流症(逆流性食道炎)は日常生活で気をつけることはありますか?
胃食道逆流症の症状を改善するためには、以下の5つの点に注意しましょう。
◎食生活に気をつける
多すぎる胃酸の分泌を抑えるため、また、食道下部の筋肉である下部食道括約筋(胃から食道への逆流を防ぐために胃の入り口を閉じる筋肉)の緩みを防ぐために、以下のことに気をつけることが重要です。
また、食べてからすぐに横になると胃酸の逆流が起こりやすくなるので、したでも述べていますが、食べてから数時間は横ならないようにして下さい。
◎姿勢に注意する
前かがみの姿勢は腹圧を高めて胃液が逆流しやすくなってしまいますので、意識的に姿勢を正すようにしましょう。妊娠されている妊婦の方も腹圧が高まりやすい状態にありますので注意しましょう。
また寝る時に、少し上半身を高くして寝ることによって、逆流を起こりにくくすることができます。
食後3時間程度は胃の内容物が逆流しやすいといわれていますので、食後すぐに横になったり、寝る前に食事をとることは避けるようにする必要があります。
◎肥満の解消
肥満気味の方は、腹圧が高まることによって胃液が逆流しやすくなります。また胃食道逆流症の原因のひとつに挙げられる食道裂孔ヘルニアになりやすいと言われています。症状を改善させるためには、食生活に気をつけるだけでなく運動によって減量を試みるようにしましょう。
暴飲暴食しないことやウォーキングなどの有酸素運動を20分間以上行うことが良いとされています。
◎衣類に気をつける
締め付けの強い衣類を着ることによって腹圧が高まりやすくなってしまうため、きついゴムなどのついた衣類は避けることが大切です。
◎禁煙
喫煙は胃食道逆流症の症状を悪化させるため、控えるようにしましょう。