きょうかくでぐちしょうこうぐん

胸郭出口症候群

首と胸の間にある「胸郭出口」と呼ばれるところで、筋肉や骨により神経や血管が圧迫され、腕のしびれが起こる病気のこと

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8人の医師がチェック 57回の改訂 最終更新: 2017.06.15

胸郭出口症候群の基礎知識

胸郭出口症候群について

  • 首と胸の間にある「胸郭出口」と呼ばれるところで、筋肉や骨により神経や血管が圧迫され、腕のしびれが起こる病気のこと
    • 筋肉や骨の形状による
    • なで肩、猫背の女性の多い
    • 頚肋という、肋骨の名残のような構造が神経を圧迫することも多い
  • 血管の圧迫が生じている場合、血行が悪くなり、腕が白っぽくなったり、青紫色になったりする

胸郭出口症候群の症状

  • 主な症状
    • 腕のしびれ:腕と手の小指側にかけて起こることが多い
    • 腕の筋力低下
    • 首・肩・腕の痛み
  • 吊革につかまるときや、洗濯物を干す時のように腕を上げる動作で症状が出現しやすい

胸郭出口症候群の検査・診断

  • 診察
    • 症状の聞き取り
    • 症状の誘発テスト:腕のしびれや痛みのある側に顔を向けて、そのまま首を反らせたときに、症状が強まるかを調べる
  • 画像検査:骨の変形や骨折がないかなどを調べる
    • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査検査
    • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査
    • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査
  • 血管造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすること検査:肩などの血管に血流障害がないかなどを調べる

胸郭出口症候群の治療法

  • 主な治療法
    • 保存療法手術のような体に負担の強い治療を行わずに治るのを待つ、もしくは経過を観察する方法。薬による治療やリハビリなど、体を直接傷つけないような治療を含む:肩を少しすくめた状態で安静にする
    • 対症療法病気による症状自体を抑えるための治療。病気の根本の原因を治す治療(根本治療)と区別されるとして薬を使うことがある
      NSAIDs炎症を抑える薬剤の総称(ただしステロイドを除く)で、鎮痛薬や解熱薬として頻用される。nonsteroidal anti-inflammatory drugsの略(痛みを抑える薬)
      ・ノイロトロピン(神経痛に効く鎮痛薬)
      ビタミン生物が生きていく上で必要な栄養素の一種。炭水化物、タンパク質、脂質以外の有機化合物のことB12(神経の回復を促す)
    • 手術:圧迫している構造の除去
      ・第1肋骨切除術(鎖骨の後ろにある肋骨の切除を行う)
      ・頚肋切除術
      ・筋肉切除術
       など
  • リハビリテーション
    • 肩の筋肉の強化を行う
    • 再発予防のための動作指導を行う
  • 再発予防
    • 重い物を持ち続けることを避ける
    • 長時間のデスクワークを避ける

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