処方薬
クリキシバンカプセル200mg
先発

クリキシバンカプセル200mgの基本情報

クリキシバンカプセル200mgの概要

商品名 クリキシバンカプセル200mg
一般名 インジナビル硫酸塩エタノール付加物カプセル
薬価・規格 103.3円 (200mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 MSD
YJコード 6250007M1035
レセプト電算コード 620004975
識別コード CRIXIVAN200mg
添付文書PDFファイル

クリキシバンカプセル200mgの主な効果と作用

  • ウイルスによる感染症を治療するお薬です。
  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)の増殖をおさえる働きがあります。

クリキシバンカプセル200mgの用途

クリキシバンカプセル200mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

高ビリルビン血症、嘔気、高脂血症、嘔吐、腎機能障害、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、発熱、倦怠感、無力症、疲労感

起こる可能性のある重大な副作用

腎結石症、血尿、顕微鏡的血尿、側腹部痛、出血傾向、関節内出血、出血事象増加、肝炎、貧血、腎不全、水腎症、間質性腎炎、腎盂腎炎、血糖値上昇、糖尿病、膵炎、乳酸アシドーシス、白血球減少、肝不全、重篤な肝障害、重篤な血液障害、アナフィラキシー、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、狭心症、心筋梗塞、冠動脈疾患、脳梗塞、一過性脳虚血発作、虚血性脳血管障害、溶血性貧血

上記以外の副作用

下痢、腹痛、食欲不振、口渇、胃酸逆流、鼓腸放屁、便秘、口内感覚異常、感覚異常、口周囲感覚異常、口内炎、黄疸、AST上昇、LDH上昇、ALT上昇、Al-P上昇、体脂肪再分布、体脂肪蓄積、胸部脂肪増加、体幹部脂肪増加、末梢部脂肪減少、野牛肩、高尿酸血症、血清アミラーゼ上昇、尿中蛋白上昇、尿中白血球増加、尿沈渣上皮細胞増加、結晶尿、平均赤血球容積上昇、好中球減少、リンパ節症、血小板減少、頭痛、味覚倒錯、眩暈、不眠、末梢神経障害、四肢疼痛、四肢のしびれ、背部痛、筋肉痛、皮疹、乾燥肌、皮膚色素沈着異常、脱毛、脂漏、蕁麻疹、帯状ヘルペス、皮膚炎、爪障害、皮膚そう痒症、視力異常、体重減少、消化不良、脱水、関節周囲炎、紅斑、血管炎

クリキシバンカプセル200mgの用法・用量

  • インジナビルとして1回800mgを8時間ごと、1日3回空腹時(食事の1時間以上前又は食後2時間以降)に経口投与する
  • 投与に際しては必ず他の抗HIV薬と併用する
    • なお、患者の肝機能により減量を考慮する
    • また、腎結石症の発現を防止する目的で、治療中は通常の生活で摂取する水分に加え、更に24時間に少なくとも1.5リットルの水分を補給する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

クリキシバンカプセル200mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • ピモジド投与中
    • アルプラゾラム投与中
    • トリアゾラム投与中
    • ミダゾラム投与中
    • リファンピシン投与中
    • アゼルニジピン投与中
    • アタザナビル投与中
    • バルデナフィル投与中
    • エルゴタミン酒石酸塩投与中
    • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩投与中
    • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与中
    • エルゴメトリンマレイン酸塩投与中
    • ブロナンセリン投与中
    • シルデナフィル<レバチオ>投与中
    • アミオダロン塩酸塩投与中
    • エレトリプタン臭化水素酸塩投与中
    • タダラフィル<アドシルカ>投与中
    • リバーロキサバン投与中
    • リオシグアト投与中
    • アスナプレビル投与中
    • スボレキサント投与中
    • バニプレビル投与中
    • 血友病
    • 腎機能異常
    • 肝硬変による肝機能不全
    • 著しい出血傾向
    • 軽症から中等症<Child-Pugh診断>の肝機能不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

クリキシバンカプセル200mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アミオダロン塩酸塩 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
トリアゾラム 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
ミダゾラム 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
アルプラゾラム 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
ピモジド 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
酒石酸エルゴタミン 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
マレイン酸メチルエルゴメトリン 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
マレイン酸エルゴメトリン 代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈や持続的な鎮静等>
リファンピシン類 本剤の代謝が促進され血漿中濃度が1/10以下に低下
臭化水素酸エレトリプタン 代謝が阻害され血漿中濃度が上昇
アゼルニジピン 代謝が阻害され血漿中濃度が上昇
ブロナンセリン 代謝が阻害され血漿中濃度が上昇
スボレキサント 代謝が阻害され血漿中濃度が上昇
シルデナフィル<レバチオ> 代謝が阻害され血漿中濃度が上昇
タダラフィル<肺高血圧症を適応とする場合> 代謝が阻害され血漿中濃度が上昇
アタザナビル 高ビリルビン血症
バルデナフィル AUC及びCmaxがそれぞれ16倍及び7倍に増加、t1/2が2倍に延長
リバーロキサバン 代謝が阻害されリバーロキサバンの血漿中濃度が上昇し抗凝固作用が増強、出血の危険性が増大
リオシグアト 血漿中濃度が上昇
シルデナフィル<バイアグラ> 血漿中濃度が上昇
タダラフィル<勃起不全を適応とする場合> 血漿中濃度が上昇
タダラフィル<ザルティア> 血漿中濃度が上昇
アスナプレビル 代謝が阻害されアスナプレビルの血漿中濃度が上昇、肝臓に関連した有害事象が増加しまた重症化
バニプレビル 代謝が阻害されバニプレビルの血漿中濃度が上昇、高用量で投与したとき悪心・嘔吐・下痢の発現増加
イトラコナゾール 本剤の血漿中濃度が上昇
ミコナゾール 本剤の血漿中濃度が上昇
デラビルジン 本剤の血漿中濃度が上昇
リファブチン 本剤の血漿中濃度が低下しリファブチンの血漿中濃度が上昇、インジナビルのAUC減少<800mg・8時間毎単剤に比べ各34・33%>、AUC増加<リファブチン300mg・1日1回単剤に比べ各173・55%>
HIVプロテアーゼ阻害剤<アタザナビルは併用禁忌> 本剤若しくはこれらの薬剤の血漿中濃度が上昇
サキナビル 本剤若しくはこれらの薬剤の血漿中濃度が上昇
リトナビル 本剤若しくはこれらの薬剤の血漿中濃度が上昇、腎結石症のリスクが増加
ネルフィナビル 本剤若しくはこれらの薬剤の血漿中濃度が上昇
デキサメタゾン 本剤の血漿中濃度が低下
フェノバルビタール 本剤の血漿中濃度が低下
フェニトイン 本剤の血漿中濃度が低下
カルバマゼピン 本剤の血漿中濃度が低下
ネビラピン 本剤の血漿中濃度が低下
エトラビリン 本剤の血漿中濃度が低下
エファビレンツ 本剤の血漿中濃度が低下、インジナビルのAUCとCmaxはそれぞれ約31%と16%減少
カルシウム拮抗剤 血漿中濃度が上昇し治療効果及び副作用を増加又は延長
フェロジピン 血漿中濃度が上昇し治療効果及び副作用を増加又は延長
ジルチアゼム 血漿中濃度が上昇し治療効果及び副作用を増加又は延長
ベラパミル 血漿中濃度が上昇し治療効果及び副作用を増加又は延長
トラゾドン 血漿中濃度が上昇し治療効果及び副作用を増加又は延長
メシル酸ジヒドロエルゴトキシン 血漿中濃度が上昇し治療効果及び副作用を増加又は延長
シンバスタチン 血漿中濃度が上昇し横紋筋融解症を含むミオパシーが発現する危険性が増加
アトルバスタチン 血漿中濃度が上昇し横紋筋融解症を含むミオパシーが発現する危険性が増加
ロスバスタチン 血漿中濃度が上昇し横紋筋融解症を含むミオパシーが発現する危険性が増加
フマル酸クエチアピン 作用を増強

飲食物との組み合わせ注意

  • カロリー・脂肪・蛋白質が多い食事
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

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