処方薬
ビブラマイシン錠100mg

ビブラマイシン錠100mgの基本情報

ビブラマイシン錠100mgの概要

商品名 ビブラマイシン錠100mg
一般名 ドキシサイクリン塩酸塩水和物錠
薬価・規格 22.0円 (100mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ファイザー
ブランド ビブラマイシン錠50mg 他
YJコード 6152004F2089
レセプト電算コード 620006084
識別コード PT097
添付文書PDFファイル

ビブラマイシン錠100mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • テトラサイクリン系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

ビブラマイシン錠100mgの用途

ビブラマイシン錠100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、下痢、悪心、斑状丘疹性皮疹、紅斑性発疹、過敏症、腸炎、AST上昇、ALT上昇、食欲不振、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、血管神経性浮腫、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、剥脱性皮膚炎、薬剤性過敏症症候群、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、肝炎、黄疸

上記以外の副作用

口内炎、舌炎、膵炎、食道潰瘍、食道炎、嚥下障害、消化不良、肛門周囲炎、顆粒球減少、血小板減少、溶血性貧血、潮紅、低血圧、心膜炎、末梢性浮腫、頻脈、BUN上昇、蕁麻疹、光線過敏症、爪甲剥離症、多形紅斑、固定薬疹、皮膚色素沈着、関節痛、筋肉痛、頭蓋内圧上昇、頭痛、複視、うっ血乳頭、大泉門膨隆、ビタミンK欠乏症状、低プロトロンビン血症、出血傾向、ビタミンB群欠乏症状、神経炎、全身性エリテマトーデス悪化、血清病、耳鳴

ビブラマイシン錠100mgの用法・用量

  • 通常成人は初日ドキシサイクリン塩酸塩水和物として1日量200mg(力価)を1回又は2回に分けて経口投与し、2日目よりドキシサイクリン塩酸塩水和物として1日量100mg(力価)を1回に経口投与する
    • なお、感染症の種類及び症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈コレラ、ペスト、ブルセラ症、Q熱〉投与開始時期、投与量、投与期間、併用薬等について国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること
  • 7.2. 〈炭疽〉投与開始時期、投与量、投与期間、併用薬等について国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること
  • 7.3. 〈炭疽〉体重45kg以上の小児においては、成人と同量を投与でき、体重45kg未満の小児においては体重換算に基づき適切な量を投与すること〔9.7小児等の項参照〕
  • 7.4. 〈炭疽〉炭疽の発症及び進展抑制には、米国疾病管理センター(CDC)が、60日間の投与を推奨している
  • 7.5. 〈クラミジア感染症〉本剤の投与期間は原則として14日間とし、必要に応じ更に投与期間を延長する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ビブラマイシン錠100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ビブラマイシン錠100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
カルシウム経口剤 本剤の吸収が低下し効果が減弱
マグネシウム製剤経口剤 本剤の吸収が低下し効果が減弱
アルミニウム<服用> 本剤の吸収が低下し効果が減弱
鉄剤<服用> 本剤の吸収が低下し効果が減弱
ビスマス塩<経口> 本剤の吸収が低下し効果が減弱
血液凝固阻止剤 血漿プロトロンビン活性が抑制、プロトロンビン時間の延長
ワルファリン 血漿プロトロンビン活性が抑制、プロトロンビン時間の延長
カルバマゼピン 本剤の血中濃度半減期が短縮
フェニトイン 本剤の血中濃度半減期が短縮
リファンピシン類 本剤の血中濃度半減期が短縮
バルビツール酸誘導体 本剤の血中濃度半減期が短縮
スルホニルウレア系薬剤 血糖降下作用が増強
グリクロピラミド 血糖降下作用が増強
グリベンクラミド 血糖降下作用が増強
グリメピリド 血糖降下作用が増強
経口避妊薬 効果を減弱
デソゲストレル・エチニルエストラジオール 効果を減弱
ノルエチステロン・エチニルエストラジオール 効果を減弱
エチニルエストラジオール・レボノルゲストレル製剤 効果を減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルミニウムを含むもの
  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
  • マグネシウムを含むもの<海苔、わかめ、バジル、昆布、ひじき など>
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

ビブラマイシン錠100mgと主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

ビブラマイシン錠100mgに関係する解説

テトラサイクリン系抗菌薬

  • ビブラマイシン錠100mgは、テトラサイクリン系抗菌薬に分類される。
  • テトラサイクリン系抗菌薬とは、細菌の生命維持や増殖に必要なタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬。

テトラサイクリン系抗菌薬の代表的な商品名

  • ビブラマイシン
  • ミノマイシン
  • アクロマイシンV
  • レダマイシン
テトラサイクリン系抗菌薬についての詳しい解説を見る