処方薬
ジスロマック点滴静注用500mg
先発

ジスロマック点滴静注用500mgの基本情報

ジスロマック点滴静注用500mgの概要

商品名 ジスロマック点滴静注用500mg
一般名 アジスロマイシン水和物注射用
薬価・規格 1954.0円 (500mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 ファイザー
ブランド ジスロマック細粒小児用10% 他
YJコード 6149400D1021
レセプト電算コード 622085701
添付文書PDFファイル

ジスロマック点滴静注用500mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • マクロライド系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

ジスロマック点滴静注用500mgの用途

ジスロマック点滴静注用500mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、蕁麻疹、皮膚そう痒症、好酸球数増加、白血球数減少、血栓性静脈炎、ALT増加、AST増加、ALP増加、γ-GTP増加、LDH増加

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、喘鳴、血管浮腫、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、発疹、薬剤性過敏症症候群、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化、肝炎、黄疸、肝不全、急性腎障害、乏尿、血中クレアチニン値上昇、腎機能低下、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、血便、間質性肺炎、好酸球性肺炎、咳嗽、胸部X線異常、QT延長、心室性頻脈、Torsade de pointes、白血球減少、顆粒球減少、血小板減少、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇

上記以外の副作用

肝機能検査異常、悪心、嘔吐、腹部不快感、腹部膨満、カンジダ症、浮腫、肺炎、光線過敏性反応、紅斑、皮膚水疱、皮膚剥離、多形紅斑、寝汗、多汗症、皮膚乾燥、皮膚変色、脱毛、貧血、リンパ球数減少、ヘモグロビン減少、白血球数増加、潮紅、血圧低下、動悸、血圧上昇、クレアチニン増加、腎臓痛、排尿困難、尿潜血陽性、頻尿、舌変色、口のしびれ感、舌のしびれ感、おくび、胃炎、口内乾燥、唾液増加、膵炎、アフタ性口内炎、口腔内不快感、消化管障害、口唇炎、失神、痙攣、振戦、激越、嗅覚異常、無嗅覚、神経過敏、不安、錯感覚、攻撃性、真菌感染、咽頭炎、皮膚感染、β溶血性レンサ球菌感染、膣炎、結膜炎、眼瞼浮腫、霧視、ぶどう膜炎、眼痛、視力障害、関節痛、頚部痛、背部痛、四肢痛、関節腫脹、鼻出血、アレルギー性鼻炎、くしゃみ、ラ音、気管障害、低音性連続性ラ音、鼻部障害、鼻閉、鼻漏、羊鳴性気管支音、痰貯留、耳痛、難聴、耳鳴、聴力低下、耳障害、精巣痛、不正子宮出血、脱水、血中重炭酸塩減少、低カリウム血症、疼痛、胸痛、無力症、低体温、不整脈、咽喉頭異物感、局所腫脹、粘膜異常感覚、疲労、アトピー性皮膚炎増悪、血小板数増加、好塩基球数増加、顆粒球数減少、プロトロンビン時間延長、血小板数減少、血中ビリルビン増加、BUN増加、尿中蛋白陽性、便秘、口内炎、消化不良、食欲不振、鼓腸放屁、口唇のあれ、黒毛舌、舌炎、舌苔、腹鳴、頭痛、めまい、灼熱感、傾眠、味覚異常、感覚鈍麻、不眠症、胃腸炎、嗄声、卵巣嚢腫、血中カリウム減少、血中カリウム増加、血管外漏出、口渇、気分不良、倦怠感、浮遊感

ジスロマック点滴静注用500mgの用法・用量

  • 成人にはアジスロマイシンとして500mg(力価)を1日1回、2時間かけて点滴静注する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤の投与期間として5日間を超える投与経験は少ないことから、投与期間が5日を超える場合は、経過観察を十分行うこと
  • 7.2. 〈効能共通〉臨床症状の改善など経口投与可能と医師が判断した場合は、アジスロマイシン錠に切り替えることができる
  • 本剤からアジスロマイシン錠へ切り替え、総投与期間が10日を超える場合は、経過観察を十分行うこと〔17.1.1-17.1.3参照〕
  • 7.3. 〈肺炎〉アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠に切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠500mg(力価)を1日1回投与に切り替え、本剤の投与期間は2~5日間、総投与期間は合計7~10日間で実施され、総投与期間として10日間を超える投与経験は少ない〔17.1.1参照〕
  • 7.4. 〈骨盤内炎症性疾患〉アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠に切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠250mg(力価)を1日1回投与に切り替え、本剤の投与期間は1~2日間、総投与期間は合計7日間で実施され、総投与期間として7日間を超える投与経験はない〔17.1.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジスロマック点滴静注用500mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジスロマック点滴静注用500mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ワルファリン 国際標準化プロトロンビン比上昇
シクロスポリン 最高血中濃度の上昇、血中濃度半減期の延長
ネルフィナビル アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度の上昇
ジゴキシン 中毒の発現リスク上昇
ベネトクラクス 当該薬剤の効果が減弱

ジスロマック点滴静注用500mgと主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

ジスロマック点滴静注用500mgに関係する解説

マクロライド系抗菌薬

  • ジスロマック点滴静注用500mgは、マクロライド系抗菌薬に分類される。
  • マクロライド系抗菌薬とは、細菌のタンパク質合成を阻害し細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬。

マクロライド系抗菌薬の代表的な商品名

  • エリスロシン
  • クラリス,クラリシッド
  • ジスロマック
  • ジョサマイ,ジョサマイシン
  • アセチルスピラマイシン
マクロライド系抗菌薬についての詳しい解説を見る