処方薬
ダラシンS注射液600mg

ダラシンS注射液600mgの基本情報

ダラシンS注射液600mgの概要

商品名 ダラシンS注射液600mg
一般名 クリンダマイシンリン酸エステル注射液
薬価・規格 582.0円 (600mg1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 ファイザー
ブランド ダラシンTゲル1% 他
YJコード 6112401A2123
レセプト電算コード 620006262
添付文書PDFファイル

ダラシンS注射液600mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • リンコマイシン系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。

ダラシンS注射液600mgの用途

ダラシンS注射液600mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、過敏症、悪心、嘔吐、そう痒、疼痛、硬結、苦味、壊死、舌炎、クレアチニン上昇

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、発疹、剥脱性皮膚炎、薬剤性過敏症症候群、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、間質性肺炎、PIE症候群、咳嗽、胸部X線異常、心停止、汎血球減少、無顆粒球症、黄疸、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、急性腎障害、血小板減少

上記以外の副作用

窒素血症、乏尿、蛋白尿、菌交代症、カンジダ症、血栓性静脈炎、無菌膿瘍、腟炎、小水疱性皮膚炎、多発性関節炎、浮腫、食欲不振、紅斑、白血球減少、顆粒球減少、BUN上昇、耳鳴、めまい、口内炎、顔面ほてり、頭痛、倦怠感

ダラシンS注射液600mgの用法・用量

  • 〈点滴静脈内注射〉通常、成人には、クリンダマイシンとして1日600~1200mg(力価)を2~4回に分けて点滴静注する
  • 通常、小児には、クリンダマイシンとして1日15~25mg(力価)/kgを3~4回に分けて点滴静注する
    • なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、成人では1日2400mg(力価)まで増量し、2~4回に分けて投与する
    • また、小児では1日40mg(力価)/kgまで増量し、3~4回に分けて投与する
  • 点滴静注に際しては、本剤300~600mg(力価)あたり100~250mLの日局5%ブドウ糖注射液、日局生理食塩液又はアミノ酸製剤等の補液に溶解し、30分~1時間かけて投与する
  • 〈筋肉内注射〉通常、成人には、クリンダマイシンとして1日600~1200mg(力価)を2~4回に分けて筋肉内注射する
    • なお、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ダラシンS注射液600mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ダラシンS注射液600mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
エリスロマイシン 本剤の効果があらわれない
末梢性筋弛緩剤 筋弛緩作用が増強
スキサメトニウム 筋弛緩作用が増強
ツボクラリン 筋弛緩作用が増強

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ダラシンS注射液600mgに関係する解説

リンコマイシン系抗菌薬(クリンダマイシン内服薬・注射剤)

  • ダラシンS注射液600mgは、リンコマイシン系抗菌薬(クリンダマイシン内服薬・注射剤)に分類される。
  • リンコマイシン系抗菌薬(クリンダマイシン内服薬・注射剤)とは、細菌の生命維持や増殖に必要なタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす抗菌薬。

リンコマイシン系抗菌薬(クリンダマイシン内服薬・注射剤)の代表的な商品名

  • ダラシン
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