処方薬
ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」
後発

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の基本情報

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の概要

商品名 ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」
一般名 ロスバスタチンカルシウム2.5mg錠
薬価・規格 10.1円 (2.5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 日医工岐阜工場
YJコード 2189017F1200
レセプト電算コード 622590301
添付文書PDFファイル

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の主な効果と作用

  • コレステロールの生合成に関与する酵素の働きをおさえ、血液中のコレステロールの量を減らす働きがあります。
  • 高コレステロール血症を治療するお薬です。

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の用途

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

筋肉痛、CK上昇、無力症、皮膚そう痒症、発疹、蕁麻疹、腹痛、便秘、嘔気、下痢、関節痛

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、ミオパチー、広範な筋肉痛、高度脱力感、著明なCK上昇、免疫介在性壊死性ミオパチー、近位筋脱力、CK高値、炎症を伴わない筋線維壊死、抗HMG-CoA還元酵素抗体陽性、抗HMGCR抗体陽性、重症筋無力症、眼筋型重症筋無力症、全身型重症筋無力症、重症筋無力症悪化、眼筋型重症筋無力症悪化、全身型重症筋無力症悪化、黄疸、多形紅斑、横紋筋融解症、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、肝炎、血小板減少、過敏症状、血管浮腫、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、末梢神経障害、四肢感覚鈍麻、しびれ感、感覚障害、疼痛、筋力低下

上記以外の副作用

頭痛、浮動性めまい、肝機能異常、蛋白尿、腎機能異常、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、苔癬様皮疹、女性化乳房、膵炎、口内炎、筋痙攣、健忘、睡眠障害、不眠、悪夢、抑うつ、代謝異常、HbA1c上昇、血糖値上昇

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の用法・用量

  • 通常、成人にはロスバスタチンとして1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい
    • なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる
  • 10mgを投与してもLDL-コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、さらに増量できるが、1日最大20mgまでとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73㎡未満の患者に投与する場合には、2.5mgより投与を開始し、1日最大投与量は5mgとする〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕
  • 7.2. 特に20mg投与時においては腎機能に影響があらわれるおそれがあるので、20mg投与開始後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと〔9.2.2、9.2.3、16.6.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 黄疸
    • 過敏症
    • 肝癌
    • 肝硬変
    • 急性肝炎
    • 慢性肝炎の急性増悪
    • 肝機能低下
    • シクロスポリン投与中
    • 腎機能検査値異常
    • アルコール中毒
    • 肝障害
    • 筋ジストロフィー
    • 甲状腺機能低下症
    • 重症筋無力症
    • 腎障害
    • 横紋筋融解症
    • 重度腎障害
    • 遺伝性筋疾患
    • 薬剤性筋障害
    • クレアチニンクリアランスが30mL/min/1.73㎡未満
    • 家族性高コレステロール血症ホモ接合体
    • Child-Pughスコアが8~9

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
フィブラート系薬剤 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化、筋肉痛、脱力感
ベザフィブラート 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感
ニコチン酸製剤 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感
アゾール系抗真菌剤 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感
イトラコナゾール 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感
マクロライド系抗生物質 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感
エリスロマイシン 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感
シクロスポリン 本剤のAUC0-24hが健康成人に単独で反復投与したときに比べ約7倍上昇
クマリン系抗凝血剤 抗凝血作用が増強
ワルファリン 抗凝血作用が増強
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外> 本剤の血中濃度が約50%に低下
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム 本剤の血中濃度が約50%に低下
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤のAUCが約2倍・Cmaxが約5倍上昇
アタザナビル及びリトナビル両剤 本剤のAUCが約3倍・Cmaxが7倍上昇
ダルナビル及びリトナビル両剤 本剤のAUCが約1.5倍・Cmaxが約2.4倍上昇
グレカプレビル・ピブレンタスビル 本剤のAUCが約2.2倍・Cmaxが約5.6倍上昇
ダクラタスビル 本剤の血中濃度が上昇
アスナプレビル 本剤の血中濃度が上昇
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル 本剤の血中濃度が上昇
グラゾプレビル 本剤のAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇
エルバスビル 本剤のAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇
ソホスブビル・ベルパタスビル 本剤のAUCが約2.7倍・Cmaxが約2.6倍上昇
ダロルタミド 本剤のAUCが5.2倍・Cmaxが5.0倍上昇
レゴラフェニブ水和物 本剤のAUCが3.8倍・Cmaxが4.6倍上昇
カプマチニブ塩酸塩水和物 本剤のAUCが約2.1倍・Cmaxが約3.0倍上昇
バダデュスタット 本剤のAUCが約2.5倍・Cmaxが約2.7倍上昇
フェブキソスタット 本剤のAUCが約1.9倍・Cmaxが約2.1倍上昇
エルトロンボパグ 本剤のAUCが約1.6倍上昇
ホスタマチニブナトリウム水和物 本剤のAUCが1.96倍・Cmaxが1.88倍上昇
ロキサデュスタット 本剤のAUCが2.93倍・Cmaxが4.47倍上昇
タファミジス 本剤のAUCが1.97倍・Cmaxが1.86倍上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • ニコチン酸(ナイアシン)を含むもの<まいたけ、たらこ、インスタントコーヒー、かつお節、まぐろ など>

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ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」に関係する解説

HMG-CoA還元酵素阻害薬[スタチン系脂質異常症(高脂血症)治療薬]

  • ロスバスタチン錠2.5mg「武田テバ」は、HMG-CoA還元酵素阻害薬[スタチン系脂質異常症(高脂血症)治療薬]に分類される。
  • HMG-CoA還元酵素阻害薬[スタチン系脂質異常症(高脂血症)治療薬]とは、肝臓におけるコレステロール合成を抑え、主に血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロールとも呼ばれる)を低下させ、動脈硬化などを予防する薬。

HMG-CoA還元酵素阻害薬[スタチン系脂質異常症(高脂血症)治療薬]の代表的な商品名

  • メバロチン
  • リポバス
  • クレストール
  • リバロ
  • リピトール
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