はしゅせいかんじだしょう
播種性カンジダ症
皮膚や粘膜と行った身体の表面ではなく、身体の深部におけるカンジダ感染のこと。血流感染症・肝膿瘍・脾膿瘍・腹膜炎・眼内炎などが多い
1人の医師がチェック 2回の改訂 最終更新: 2018.12.05

播種性カンジダ症の治療薬情報

使用が推奨される治療薬の例

*好中球減少症を伴う場合は治療期間の設定が難しいため、感染症を専門としている医師に相談することが望ましい

    L-アムホテリシンB

    L-アムホテリシンB(点滴)

    投薬期間の目安

    培養検査でカンジダの陰性化を確認してから2週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 3-5mg/kg/1回
    50≧CCR≧10 3-5mg/kg/1回
    10>CCR 3-5mg/kg/1回

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    アムホテリシンB

    アムホテリシンB(点滴)

    投薬期間の目安

    培養検査でカンジダの陰性化を確認してから2週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 0.25-1.5mg/kg/1回
    50≧CCR≧10 0.25-1.5mg/kg/1回
    10>CCR 0.25-1.5mg/kg/1回

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    ミカファンギン

    ミカファンギン(点滴)

    投薬期間の目安

    培養検査でカンジダの陰性化を確認してから2週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 100-150mg(300mgまで増量可)/1回
    50≧CCR≧10 100-150mg(300mgまで増量可)/1回
    10>CCR 100-150mg(300mgまで増量可)/1回

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    カスポファンギン

    カスポファンギン(点滴)

    投薬期間の目安

    培養検査でカンジダの陰性化を確認してから2週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 50mg(初回のみ70mg)/1回
    50≧CCR≧10 50mg(初回のみ70mg)/1回
    10>CCR 50mg(初回のみ70mg)/1回

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    ボリコナゾール

    ボリコナゾール(点滴or内服)

    投薬期間の目安

    培養検査でカンジダの陰性化を確認してから2週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 2回体重1kgあたり6mg投与して3回目の投与からは1kgあたり4mg/2回
    50≧CCR≧10 2回体重1kgあたり6mg投与して3回目の投与からは1kgあたり4mg(点滴は避ける)/2回
    10>CCR 2回体重1kgあたり6mg投与して3回目の投与からは1kgあたり4mg(点滴は避ける)/2回

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    フルコナゾール

    フルコナゾール(内服or点滴)

    投薬期間の目安

    培養検査でカンジダの陰性化を確認してから2週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 100−200mg/1回
    50≧CCR≧10 50−200mg/1回
    10>CCR 50−200mg/1回

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