かしょうげっけい
過少月経
月経血の量が異常に少ない状態
3人の医師がチェック
26回の改訂
最終更新: 2019.01.08
過少月経の基礎知識
POINT 過少月経とは
月経血の量が異常に少ない状態のことです。厳密には20ml以下の出血量の場合は過少月経といいます。子宮やホルモンバランスの異常が原因になります。内診や血液検査、超音波検査、画像検査や内視鏡検査を行い、子宮や卵巣の状態を調べます。月経量が少ないだけで、他に異常がない場合は様子観察することが多いです。過少月経が心配な人は産婦人科を受診してください。
過少月経について
- 月経血の量が異常に少ない状態を過少月経という
- 厳密には経血量が20ml以下で過少月経と判断されるが、血液量を正確に測ることは難しいので参考量である
- 子宮や
ホルモン バランスの異常により、月経血の量が少なくなることがある
- 主な原因
器質性 疾患- 子宮腔
癒着 症(人工中絶手術のあとや感染のあと) - 子宮発育不全
- 子宮腔
機能性 疾患- 黄体機能不全
卵巣 のホルモン分泌機能の低下- 排卵傷害
- 器質性疾患によるものは30歳以降に多い
- 機能性疾患によるものは10~20歳代の若年者と閉経近くの40代後半に多い
過少月経の症状
- 月経出血の量が少ない
過少月経の検査・診断
内診 - 血液検査:
ホルモン の量を調べる - 経腟
超音波検査 :子宮や卵巣 の状態を調べる - 必要に応じてい以下のような画像検査を行う
MRI 検査- 子宮鏡検査
過少月経の治療法
- 月経量が少なくても定期的に月経が来る場合は、特に治療を行わずに経過を見ることが多い
- 器質的な異常が原因の場合、原因を特定しそれにあわせた治療を行うことがある
過少月経のタグ
過少月経に関わるからだの部位
![](https://cdn.medley.life/illustrations/55e0054ef214e39e18a88341_sm.png)