ひふけっかく
皮膚結核
全身のなかでも、結核菌が皮膚に感染した状態の総称。皮膚に様々な種類の赤みやしこりを形成する
2人の医師がチェック 67回の改訂 最終更新: 2017.12.06

皮膚結核の治療薬情報

使用が推奨される治療薬の例

最初の2ヶ月

    イソニアジド + リファンピシン + エタンブトール + ピラジナミド

    イソニアジド(点滴or内服)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回

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    リファンピシン(内服)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回

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    エタンブトール(内服)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり15-25mg(1000mgまで)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり15-25mg(1000mgまで)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり15-25mg(1000mgまで)/2日に1回

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    ピラジナミド(内服)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり25mg(2000mgまで)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり25mg(2000mgまで)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり12.5-25mg(2000mgまで)/1回

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    イソニアジド + リファンピシン + ストレプトマイシン + ピラジナミド

    イソニアジド(点滴or内服)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回

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    リファンピシン(内服)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回

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    ストレプトマイシン(注射)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/2日に1回
    10>CCR 体重1kgあたり15mg(1000mgまで)/3-4日に1回

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    ピラジナミド(内服)

    投薬期間の目安

    2か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり25mg(2000mgまで)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり25mg(2000mgまで)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり12.5-25mg(2000mgまで)/1回

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次の4-5ヶ月(延長する場合がある)

    イソニアジド + リファンピシン

    イソニアジド(点滴or内服)

    投薬期間の目安

    4-5か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり5mg(300mgまで)/1回

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    リファンピシン(内服)

    投薬期間の目安

    4-5か月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回
    50≧CCR≧10 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回
    10>CCR 体重1kgあたり10mg(最大600mg)/1回

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ストレプトマイシンの注意

ストレプトマイシンはあまり第一選択として使用されることは多くなく、眼科的に問題があるためにエタンブトールが使用できない場合に用いることが多い

HIV治療中の注意

HIVの治療をしている場合は、リファンピシンなどはHIV治療薬と相互作用が強いので専門家に相談する方が良い