2015.11.27 | ニュース

炭水化物とグリセミック指数(GI値)は体重減少に関係があるか?

アメリカの研究チームが肥満患者91人を分析
from Obesity (Silver Spring, Md.)
炭水化物とグリセミック指数(GI値)は体重減少に関係があるか?の写真
(C) Freer - Fotolia.com

痩せるためには炭水化物を少なくすると良いかという議論がありますが、炭水化物の量に加えて、グリセミック指数も影響しているかもしれません。今回の研究では、炭水化物の量とグリセミック指数によって体重の減少に影響があるか検証しました。

◆炭水化物の摂取量とグリセミック指数の体重に対する影響は?

炭水化物は、血糖値を上昇させることは知られていますが、食品によってその上昇速度、上昇のピークの値、上昇している時間は異なります。この特徴を表す指標として、グリセミック指数があります。炭水化物の摂取量だけではなく、このグリセミック指数によっても、体重に影響があるかもしれないという視点から今回の研究が行われました。

今回の研究では、肥満患者91人を、以下の4つの群に分け、17週間の食事による効果を検証しました。

  • 中等度の炭水化物でグリセミック指数が低い食事を摂る群
  • 中等度の炭水化物でグリセミック指数が高い食事を摂る群
  • 高炭水化物でグリセミック指数が低い食事を摂る群
  • 高炭水化物でグリセミック指数が高い食事を摂る群

 

◆4群間で効果に差はなし

以下の結果が得られました。

食事の炭水化物含有量やグリセミック指数は、体重減少や体重減少に占める脂肪量の率への効果は見られなかった。

炭水化物、グリセミック指数を変えても、体重減少に対する効果は変わらないという結果でした。

 

炭水化物の摂取量が中くらいまたは高い場合では、炭水化物の量とグリセミック指数の影響は少ないかもしれないという研究結果でした。今後、低炭水化物食でも検証されることを期待します。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Effects of carbohydrate quantity and glycemic index on resting metabolic rate and body composition during weight loss.

Obesity (Silver Spring). 2015 Nov

[PMID: 26530933]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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