処方薬
ピコプレップ配合内用剤
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ピコプレップ配合内用剤の基本情報

ピコプレップ配合内用剤の概要

商品名 ピコプレップ配合内用剤
一般名 ピコスルファートナトリウム水和物・酸化マグネシウム・無水クエン酸散
薬価・規格 987.8円 (1包)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 散
内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
製造会社 日本ケミファ
YJコード 7990103A1029
レセプト電算コード 622508301
識別コード PICOPREPCombinationPowder
添付文書PDFファイル

ピコプレップ配合内用剤の主な効果と作用

  • 検査前の排便に用いるお薬です。
  • 大腸内視鏡検査、大腸手術時の前処置として、腸内を洗浄し、内容物を排除するためのお薬です。

ピコプレップ配合内用剤の用途

  • 大腸内視鏡検査前処置の腸管内容物の排除
  • 大腸手術時前処置の腸管内容物の排除

ピコプレップ配合内用剤の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

大腸炎、血中マグネシウム増加、血中ビリルビン増加、血中リン減少、血中カリウム増加、頭痛、右脚ブロック、悪心、直腸炎、腹痛、便失禁

起こる可能性のある重大な副作用

アナフィラキシー、顔面蒼白、血圧低下、嘔吐、嘔気、嘔気持続、気分不良、眩暈、冷感、蕁麻疹、呼吸困難、顔面浮腫、腸管穿孔、腸閉塞、鼠径ヘルニア嵌頓、虚血性大腸炎、高マグネシウム血症、呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止、筋力低下、傾眠、徐脈、皮膚潮紅、低ナトリウム血症、低カリウム血症、痙攣

上記以外の副作用

AST上昇、ALT上昇、肝機能検査異常、尿中血陽性、血中尿素減少、尿中蛋白陽性、APTT延長、リンパ球数減少、好中球数増加、血小板数増加、白血球数減少、白血球数増加、異常感、悪寒、過敏症、てんかん、大発作痙攣、錯乱状態、睡眠障害、肛門周囲痛、アフタ性回腸潰瘍、下痢、発疹、紅斑性皮疹、斑状丘疹状皮疹、紫斑

ピコプレップ配合内用剤の用法・用量

  • 通常、成人には、1回1包を約150mLの水に溶解し、検査又は手術前に2回経口投与する
  • 1回目の服用後は、1回250mLの透明な飲料を数時間かけて最低5回、2回目の服用後は1回250mLの透明な飲料を検査又は手術の2時間前までに最低3回飲用する
  • 〈検査又は手術の前日と当日に分けて2回投与する場合〉検査又は手術の前日と当日に分けて2回投与する場合、検査又は手術の前日は低残渣食、当日は透明な飲料のみとし、検査又は手術前日の夜及び検査又は手術当日の朝(検査又は手術の4~9時間前)の2回経口投与する
  • 〈検査又は手術の前日に2回投与する場合〉検査又は手術の前日に2回投与する場合、検査又は手術の前日は低残渣食、当日は透明な飲料のみとし、検査又は手術前日の夕及び1回目の服用から約6時間後の夜の2回経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 電解質異常を起こすおそれがあるため、水のみの飲用は避け、総飲量の半量以上はお茶やソフトドリンク等の他の透明な飲料を飲用すること〔8.1、8.3.4、11.1.5参照〕
  • 7.2. 脱水を避けるため、口渇時には用法及び用量に定められた水分摂取に加え、透明な飲料を適宜追加して飲用するよう指導すること
  • 7.3. 検査又は手術が午後に行われる場合は、前日と当日の2回に分けて投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ピコプレップ配合内用剤の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 胃腸管閉塞症
    • 腸管穿孔
    • 中毒性巨大結腸症
    • 過敏症
    • 急性腹症
    • 腸閉塞
    • 重度腎機能障害
    • クレアチニンクリアランスが30mL/分未満
    • 嚥下困難
    • 高マグネシウム血症
    • 心機能障害
    • 腎機能障害
    • 高度便秘
    • 腸管狭窄
    • 糖尿病用薬投与中
    • 軽度腎機能障害
    • 腸管憩室
    • 誤嚥を起こす
    • 中等度腎機能障害
    • 腹部外科手術
    • 重度活動性炎症性腸疾患
    • 電解質異常のリスク
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ピコプレップ配合内用剤の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
経口薬剤 吸収を妨げる
テトラサイクリン系抗生物質<経口> 当該薬剤の効果が減弱
ニューキノロン系抗菌剤<経口> 当該薬剤の効果が減弱
鉄剤<服用> 当該薬剤の効果が減弱
ジゴキシン<服用> 当該薬剤の効果が減弱
クロルプロマジン<服用> 当該薬剤の効果が減弱
ペニシラミン製剤<服用> 当該薬剤の効果が減弱
酸性物質 当該薬剤の効果が減弱
サリチル酸 当該薬剤の効果が減弱
利尿剤 低カリウム血症
副腎皮質ホルモン剤 低カリウム血症
強心配糖体製剤 低カリウム血症
リチウム製剤 低カリウム血症
非ステロイド系抗炎症剤 水分貯留、電解質異常
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群を惹起する薬剤 水分貯留、電解質異常
三環系抗うつ剤 水分貯留、電解質異常
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 水分貯留、電解質異常
抗精神病薬 水分貯留、電解質異常
カルバマゼピン 水分貯留、電解質異常
アルカリ性薬剤 効果が増強
メタンフェタミン 効果が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • 鉄分を含むもの

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