シプロフロキサシン点滴静注液200mg「日医工」の添付文書
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効果・効能
敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、炭疽。
(効能・効果に関連する使用上の注意)
本剤の適用は、原則として他の抗菌剤にアレルギーの既往を有する患者、重症あるいは他の抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得られない患者に限定する(但し、炭疽及びレジオネラ属による感染症の適応の場合は、この限りではない)。
シプロフロキサシン経口剤と異なり、本剤の効能・効果は、敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、炭疽に限定されているので、それ以外の疾患には使用しない。
本剤のメチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)に対する有効性は証明されていないので、MRSAによる感染症が明らかである場合、速やかに抗MRSA作用の強い薬剤を投与する。
用法・用量
シプロフロキサシンとして、1回400mgを1日2回、1時間かけて点滴静注する。患者の状態に応じて1日3回に増量できる。
(用法・用量に関連する使用上の注意)
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
症状が緩解した場合には、速やかに経口抗菌剤の投与に切り替えることが望ましい。
本剤は通常、点滴静注局所の血管痛や静脈炎の危険を軽減するため、希釈して緩徐に注入する。すでに補液等が投与されている場合、側管に連結して投与することができる。
但し、薬剤によっては配合変化を生じることがあるので注意する。なお、著しい水分摂取制限がかかっている場合等、水分負荷がかけられない場合には希釈せずに投与することができるが、その際はできるだけ太い静脈から投与することが望ましい。
本剤は主として腎臓から排泄されるが、腎機能が低下していることが多い高齢者あるいは腎機能障害患者・血液透析患者では、腎機能に十分注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与する(参考);30mL/min≦クレアチニンクリアランス≦60mL/min:用法・用量1回200mgを12時間毎に投与(病状により必要と判断された場合には1回量として400mgを投与する)、クレアチニンクリアランス(30mL/min:用法・用量1回200mgを24時間毎に投与(病状により必要と判断された場合には1回量として400mgを投与する)。
なお、クレアチニンクリアランス値(mL/min)=[体重(kg)×(140-年齢)]/[72×血清クレアチニン値(mg/dL)]、女性の場合はこれに0.85を乗ずる。
血液透析中に除去されるシプロフロキサシンは10%程度と大きな影響は受けない。
血液透析中の患者への投与に際しては、必要に応じて低用量(200mg)を24時間毎に投与するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
小児の炭疽に対しては、米国疾病管理センター(CDC)が、シプロフロキサシンとして、1回10mg/kg体重(但し、成人用量を超えない)を1日2回点滴静注することを推奨している。
炭疽の治療には、臨床症状が緩解した場合には、速やかに経口剤投与に切り替え、計60日間投与することを、米国疾病管理センター(CDC)が推奨している。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、浮腫、蕁麻疹等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 大腸炎:偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行う。
- 横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が現れることがあるので注意する。
- 間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
- 低血糖:重篤な低血糖が現れることがある(高齢者、特にスルホニル尿素系血糖降下剤併用高齢者患者で現れやすい)ので、観察を十分に行い、異常が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 痙攣:痙攣が現れることがある(特に、腎機能低下している患者や高齢者で現れやすい)ので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 骨髄抑制、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少:骨髄抑制、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸:劇症肝炎、著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症:中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 急性腎不全、間質性腎炎:急性腎不全、間質性腎炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害:アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害が現れることがあるので、腱疼痛や腱炎症がみられた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(なお、外国において、投与終了数カ月後にこれらの症状を発現した症例も報告されている)。
- 錯乱、抑うつ等の精神症状:錯乱、抑うつ等の精神症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 重症筋無力症悪化:重症筋無力症の患者で症状の悪化が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- 血管炎:血管炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
- QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む):QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
- 過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒、蕁麻疹、発熱、発赤(結節性紅斑)、浮腫(末梢浮腫、血管浮腫、顔面浮腫、咽頭浮腫)、光線過敏症、固定薬疹、血清病様反応[投与を中止する]。
- 腎臓:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇、血尿、結晶尿。
- 肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇[投与を中止する]。
- 循環器:(頻度不明)頻脈、失神、ほてり、低血圧、片頭痛。
- 血液:(頻度不明)好酸球増多、貧血、赤血球減少、白血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、血小板増加、白血球増加、点状出血、プロトロンビン量増加、溶血性貧血[投与を中止する]。
- 消化器:(頻度不明)下痢、嘔気、食欲不振、胃不快感、腹部膨満感、嘔吐、口内炎、腹痛、消化不良、膵炎。
- 感覚器:(頻度不明)眼内異物感、味覚異常、無嗅覚、嗅覚錯誤、一過性難聴、耳鳴、視覚異常。
- 精神神経系:(頻度不明)振戦、頭痛、眩暈、眠気、無力症、不眠症、不安、発汗、悪夢、幻覚、精神病、失調、末梢性ニューロパシー(しびれ感等)、筋緊張亢進、頭蓋内圧亢進、激越、意識障害。
- 投与部位:(頻度不明)注射部位反応(血管痛、静脈炎、紅斑、炎症等)。
- その他:(頻度不明)倦怠感、高血糖、関節痛、筋肉痛、モニリア症、呼吸困難、胸痛、背部痛、関節障害、筋無力症、CK上昇(CPK上昇)。
使用上の注意
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
ケトプロフェン(皮膚外用剤を除く)投与中の患者。
チザニジン塩酸塩投与中の患者。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。但し、妊婦又は妊娠している可能性のある炭疽の婦人に限り、治療上の有益性を考慮して投与する。
小児等。但し、小児の炭疽に限り、治療上の有益性を考慮して投与する。
(慎重投与)
本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。
高度腎障害のある患者[高い血中濃度が持続するので、慎重に投与する]。
うっ血性心不全、腎不全、ネフローゼ症候群等、ナトリウムの摂取が問題となる患者[本剤には塩化ナトリウムが含まれている]。
てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがある]。
重症筋無力症患者[症状を悪化させることがある]。
高齢者。
QT延長を起こす恐れのある患者[QT延長を起こすことがある]。
(重要な基本的注意)
本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとる。
事前に既往歴等について十分な問診を行う(なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認する)。
投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておく。
投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行い、特に、投与開始直後は注意深く観察する。
(相互作用)
本剤はチトクロームP450・1A2(CYP1A2)を阻害するので、チトクロームP450・1A2(CYP1A2)酵素で代謝される薬剤の代謝を阻害し血中濃度を上昇させる恐れがある。
併用禁忌:
- ケトプロフェン(皮膚外用剤を除く)(カピステン等)[痙攣を起こすことがあるので、併用しない(併用により、ニューキノロン系抗菌剤のGABA-A受容体への阻害作用が増強され、痙攣が誘発されると考えられている;てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者、腎障害のある患者では特に注意する)]。
- チザニジン塩酸塩(テルネリン等)[チザニジンのCmaxが7倍・AUCが10倍それぞれ上昇し血圧低下・傾眠・眩暈等が現れたとの報告があり、チザニジンの作用を増強させる恐れがあるので、併用しない(チザニジンの肝での代謝を阻害し、チザニジンの血中濃度を上昇させると考えられている)]。
併用注意:
- テオフィリン、アミノフィリン水和物[テオフィリンのCmaxが17%・AUCが22%それぞれ上昇したとの報告があり、テオフィリンの作用を増強させる可能性があるので、併用する場合にはテオフィリンを減量するなど適切な処置を行う(テオフィリンの肝での代謝を抑制し、クリアランスを減少させるためと考えられている;肝障害のある患者、高齢者では特に注意する)]。
- カフェイン、デュロキセチン塩酸塩[これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある(これらの薬剤の肝での代謝を抑制し、クリアランスを減少させるためと考えられている)]。
- **フェニル酢酸系NSAIDs(ジクロフェナク、アンフェナク等)、プロピオン酸系NSAIDs(皮膚外用剤以外のケトプロフェンとは併用禁忌)(ロキソプロフェン、プラノプロフェン、ザルトプロフェン等)痙攣を起こす恐れがあるので、症状が認められた場合、両剤の投与を中止するなど適切な処置を行う(併用により、ニューキノロン系抗菌剤のGABA-A受容体への阻害作用が増強され、痙攣が誘発されると考えられている;てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者、腎障害のある患者では特に注意する)。
- シクロスポリン[相互に副作用(腎障害等)が増強される恐れがあるので、頻回に腎機能検査(クレアチニン、BUN等)を行うなど患者の状態を十分に観察する(発現機序の詳細は不明であるが、相互に肝での代謝を抑制し、一方又は両方の血中濃度が上昇するためと考えられている;肝障害のある患者、高齢者では特に注意する)]。
- ワルファリン[ワルファリンの作用を増強し出血・プロトロンビン時間の延長等が現れることがあるので、本剤を併用する場合は、プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等を測定するなど、観察を十分に行う(発現機序の詳細は不明であるが、ワルファリンの肝での代謝を抑制し、クリアランスを減少させるためと考えられている)]。
- スルホニル尿素系血糖降下剤(グリメピリド、グリベンクラミド等)[スルホニル尿素系血糖降下剤の作用を増強し低血糖が現れることがある(発現機序の詳細は不明であるが、グリベンクラミドの肝での代謝を阻害するとの報告があり、また、膵臓のβ細胞を用いたin vitro試験において、本剤がインスリン分泌作用を促進するとの報告がある)]。
- ロピニロール塩酸塩[ロピニロールのCmaxが60%・AUCが84%それぞれ上昇したとの報告があるので、ロピニロールの投与中に本剤を投与開始又は投与中止する場合には、必要に応じてロピニロールの用量を調節する(併用により、ロピニロールの肝での代謝が阻害されるためと考えられている)]。
- メトトレキサート[メトトレキサートの血中濃度が上昇し作用が増強される恐れがあるので、併用する場合には患者の状態を十分に観察する(発現機序の詳細は不明であるが、メトトレキサートの腎尿細管からの排泄が阻害されるためと考えられている)]。
- クラス1A抗不整脈薬(キニジン、プロカインアミド等)、クラス3抗不整脈薬(アミオダロン、ソタロール等)[本剤を併用した場合、QT延長がみられる恐れがある(併用により、QT延長作用が相加的に増加する恐れがある)]。
- クロザピン、オランザピン[経口剤においてクロザピン及び代謝物の血中濃度が29%と31%それぞれ上昇したとの報告があるので、併用薬剤の投与中に本剤を投与開始又は投与中止する場合には、必要に応じて併用薬剤の用量調節をする(併用により、併用薬剤の肝での代謝が阻害されるためと考えられている)]。
- シルデナフィルクエン酸塩[シルデナフィルのCmax及びAUCがそれぞれ約2倍上昇したとの報告がある(CYP3A4阻害によりクリアランスが減少するとの報告もあるが、発現機序の詳細は不明である)]。
- フェニトイン[フェニトインの血中濃度が低下したとの報告があるので、本剤を併用する場合は、フェニトインの血中濃度を測定するなど、観察を十分に行う(機序不明)]。
(高齢者への投与)
本剤は主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、腎機能に十分注意し、患者の状態を観察しながら用量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[母乳中へ移行することが報告されている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していないので、小児等には投与しない。
(過量投与)
過量投与時の徴候と症状:腎毒性が現れたとの報告がある。
過量投与時の処置:腎機能をモニターするとともに、水分及び電解質の補充を行う(シプロフロキサシンは腹膜透析、血液透析では少量(10%程度)しか除去されない)。
(適用上の注意)
投与経路:本剤は点滴静注にのみ使用する。
投与前:保管中に白色の結晶が析出することがあるので、このような場合には温めて結晶を溶解して使用する。
調製方法:原則として、点滴静注に際しては、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は補液で希釈する。
調製時:本剤と配合した時に沈殿、混濁、変色が認められた場合には投与しない。特にアルカリ性の溶液と配合しない(本剤のpHは3.9~4.5の範囲である)。配合変化試験において、すべての注射剤が検討されているわけではないが、本剤と配合した直後から24時間後までに、沈殿等が観察された薬剤があるので、配合時には配合変化データを参照する。
投与方法:静脈内急速投与により、血管痛、静脈炎を起こすことがあるので、これらを予防するために注射部位、注射方法等について十分注意し、30分以内の点滴静注は避ける。
その他の注意:分割投与しない。
(その他の注意)
動物試験(幼若イヌ、幼若ラット)で関節異常が認められている。
大量投与[750mg/回以上(経口剤)]により結晶尿が認められたとの報告がある。
プロベネシドによる影響:プロベネシドとの併用により、本剤の最高血中濃度は大きく変化しなかったが、本剤のt1/2の延長とAUCの増加が認められたとの報告がある。
遺伝毒性については、in vitro試験の一部成績において、陽性(マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験陽性、ラット肝初代培養細胞を用いた不定期DNA合成試験陽性、チャイニーズハムスターCHL細胞を用いた染色体異常試験陽性)を示したとする報告がある。
光遺伝毒性については、ネズミチフス菌TA104を用いた復帰突然変異試験陽性、チャイニーズハムスターV79細胞を用いた染色体異常試験陽性、マウスリンパ腫細胞を用いたコメットアッセイにおいて陽性を示す所見が認められている。
(取扱い上の注意)
製品の品質を保持するため、遮光袋は使用時まで開封しない。
遮光袋の内側に内容液の漏出が認められる場合は、無菌性が損なわれている可能性があるので、使用しない。
排出口をシールしているフィルムが万一はがれているときは使用しない。
使用後の残液は使用しない。
連結管による混合投与の場合は、Y字型連結にして使用する。
注射針はゴム栓の刺針部(中央の凹部)にまっすぐ刺し入れる(また、同一個所に繰り返し刺さない)。
大気圧で自然に内容液が排出されるため、通気針は不要である。
安定性試験:本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)を行った結果、シプロフロキサシン点滴静注液200mg「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
(保管上の注意)
遮光袋は使用時まで開封しない。