チチナ静注100mgの添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
毛細血管抵抗性の減弱及び毛細血管透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病など)。
毛細血管抵抗性の減弱による皮膚出血あるいは粘膜出血及び内膜出血、眼底出血・腎出血・子宮出血。
毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血。
用法・用量
カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物として、1日25~100mgを静脈内注射又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
その他の副作用:副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
過敏症:(頻度不明)発疹等。
使用上の注意
(慎重投与)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
遺伝性果糖不耐症の患者[本剤の添加剤D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発される恐れがある]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
本剤の代謝物により、尿ウロビリノーゲン試験が陽性になることがある。また、だいだい黄色がかった着色尿が現れることがある。
(適用上の注意)
アンプルカット時:本剤のアンプル製品にはアンプルカット時にガラス微小片混入の少ないクリーンカットアンプル(CCアンプル)を使用してあるが、更に安全に使用するため、従来どおりエタノール綿等で清拭することが望ましい。
(取扱い上の注意)
安定性試験:25mg、50mg及び100mg各々の直接容器包装を用いた長期保存試験(25℃、相対湿度60%、27カ月)の結果、試験項目はいずれも規格範囲内であった。