リネイルゲル10%の添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
巻き爪矯正の補助。
(効能又は効果に関連する注意)
- 本剤は、医療機器である爪矯正具と併用すること。また、併用する爪矯正具の使用方法等は、当該医療機器の電子添文を参照すること。
- 本剤は皮膚刺激性を有するため、爪周囲の炎症の有無を確認し、本剤の使用の可否を慎重に判断すること。
- 脆弱化した爪は破損のおそれがあるため、爪の状態を確認し、本剤の使用の可否を慎重に判断すること。
用法・用量
巻き爪に爪矯正具を装着後、爪甲全体に適量を塗布し、約24時間後に水又は湯で洗い流す。
(用法及び用量に関連する注意)
本剤は皮膚刺激性を有するため、塗布部周囲の皮膚等に付着しないよう、テープ等を使用し皮膚を保護すること〔14.1.4、17.3.1参照〕。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
- その他の副作用
皮膚:(5%未満)皮膚疼痛[本剤、爪矯正具ともに関連あり]。
使用上の注意
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(小児等)
12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
- 薬剤使用時の注意
1.1. 本剤使用前及び使用中の爪には化粧品等を使用しないこと。
1.2. 本剤は1回使い切りであるため、開封後の未使用分は廃棄すること。
1.3. 本剤を巻き爪マイスター以外の爪矯正具と併用した臨床試験は実施していないため、他の爪矯正具と併用する場合は、次の点に留意して用いること。
・ 本剤は金属を腐食し、ニッケルを溶出させることがあるので、巻き爪マイスター以外の爪矯正具と併用する場合は、爪矯正具との適合性を考慮すること。
・ 爪矯正具を固定する素材(接着剤等)に対する本剤の影響の有無は確認していないため、巻き爪マイスター以外の爪矯正具と併用する場合は、爪矯正具の固定方法に注意すること。
1.4. 爪矯正具を装着後、テープ等で爪甲周辺の皮膚を保護してから本剤を塗布する(その後、テープ等で爪甲を覆う)〔7.用法及び用量に関連する注意の項参照〕。
1.5. テープ等で爪甲を覆っている間は、本剤の漏出を防ぐため、患部が濡れないように注意するよう患者に指導すること。患部が濡れた場合は、直ちにテープ等を剥がして本剤を洗い流し、医師に相談するよう患者に指導すること。
- 薬剤除去時の注意
2.1. 本剤を洗い流すときには、次の点に注意するよう患者に指導すること。
・ 本剤は塗布約24時間後を目途に、爪周辺も含め爪甲表面に残留しないよう十分に洗い流し、塗布したままとしないこと。
・ テープ等を剥がすときに、爪矯正具が外れないように注意すること。また、医師に指示された期間以前に爪矯正具が外れた場合には、医師に相談すること。
(取扱い上の注意)
開封後、速やかに使用すること。
(保険給付上の注意)
本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
(保管上の注意)
室温保存。