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クービビック錠25mg
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クービビック錠25mgの添付文書

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効果・効能

不眠症。

用法・用量

通常、成人にはダリドレキサントとして1日1回50mgを就寝直前に経口投与する。なお、患者の状態に応じて1日1回25mgを投与することができる。

(用法及び用量に関連する注意)

    1. 本剤は就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中で一時的に起床して仕事等で活動する可能性があるときは服用させないこと。
    1. 入眠効果の発現が遅れるおそれがあるため、本剤の食事と同時又は食直後の服用は避けること。

    食後投与では、空腹時投与に比べ、本剤の投与直後の血漿中濃度低下することがある〔16.2.1参照〕。

    1. 中等度肝機能障害(Child-Pugh分類B)を有する患者では、本剤の血漿中濃度が上昇するため、1日1回25mgとし、慎重に投与すること〔9.3.2、16.6.3参照〕。
    1. 中程度のCYP3A阻害剤と併用する場合は、本剤の血漿中濃度が上昇し、傾眠等の副作用が増強するおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察した上で、本剤投与の可否を判断すること(なお、投与する場合は、1日1回25mgとし、慎重に投与すること)〔10.2、16.7.2参照〕。
    1. 他の不眠症治療薬と併用したときの有効性及び安全性は確立されていない。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  1. 2. その他の副作用
    1. 神経系障害:(3%以上)傾眠、(1~3%未満)頭痛・頭部不快感、(1%未満)浮動性めまい、睡眠時麻痺。
    2. 一般・全身障害:(1~3%未満)倦怠感・疲労。
    3. 精神障害:(1~3%未満)悪夢、(頻度不明)幻覚、異常な夢、睡眠時随伴症(夢遊症、ねごと等)。
    4. 胃腸障害:(1%未満)悪心。
    5. 免疫系障害:(頻度不明)過敏症(発疹、蕁麻疹等)。

使用上の注意

(禁忌)

    1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    1. 重度肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者〔9.3.1、16.6.3参照〕。
    1. イトラコナゾール投与中、クラリスロマイシン投与中、ボリコナゾール投与中、ポサコナゾール投与中、リトナビル含有製剤投与中、コビシスタット含有製剤投与中、セリチニブ投与中、エンシトレルビル フマル酸投与中の患者〔10.1、16.7.5参照〕。

(重要な基本的注意)

    1. 本剤の影響が服用の翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること〔17.3.1参照〕。
    1. 症状が改善した場合は、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

  1. 1.1. ナルコレプシー又はカタプレキシーのある患者:症状を悪化させるおそれがある。

  2. 1.2. 中等度呼吸機能障害(閉塞性睡眠時無呼吸と中等度以下慢性閉塞性肺疾患除く)及び重度呼吸機能障害(閉塞性睡眠時無呼吸と中等度以下慢性閉塞性肺疾患を除く)を有する患者:これらの患者を対象とした臨床試験は実施していない〔17.3.2参照〕。

  3. 1.3. 閉塞性睡眠時無呼吸及び慢性閉塞性肺疾患患者:長期投与におけるこれらの患者に対する使用経験はない。

  4. 1.4. 脳器質的障害のある患者:作用が強くあらわれるおそれがある。

(肝機能障害患者)

  1. 3.1. 重度肝機能障害(Child-Pugh分類C)を有する患者:本剤を投与しないこと(本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあり、また、重度の肝機能障害患者への投与経験はない)〔2.2、16.6.3参照〕。

  2. 3.2. 中等度肝機能障害(Child-Pugh分類B)を有する患者:本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある〔7.3、16.6.3参照〕。

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中に本剤が移行することが確認されている)。

(小児等)

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

(高齢者)

患者の状態を観察しながら投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。

(相互作用)

ダリドレキサントは主に薬物代謝酵素CYP3Aによって代謝される〔16.4参照〕。

    1. 併用禁忌

    イトラコナゾール(イトリゾール)、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)、ボリコナゾール(ブイフェンド)、ポサコナゾール(ノクサフィル)、リトナビル含有製剤(カレトラ、ノービア、パキロビッド)、コビシスタット含有製剤(シムツーザ、ゲンボイヤ、プレジコビックス)、セリチニブ(ジカディア)、エンシトレルビル フマル酸(ゾコーバ)〔2.3、16.7.5参照〕[本剤の副作用を増強させるおそれがある(本剤の代謝酵素であるCYP3Aを強く阻害し、本剤の血漿中濃度を上昇させる)]。

    1. 併用注意
    1. 中枢神経抑制剤、フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等[中枢神経系に対する抑制作用を増強させるおそれがあるため、本剤又は併用薬の投与量の減量の必要性を検討したうえで慎重に投与すること(本剤及びこれらの薬剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある)]。
    2. アルコール(飲酒)〔16.7.10参照〕[本剤投与中の患者の飲酒に注意する必要がある(本剤及びアルコールは中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強させる)]。
    3. 中程度のCYP3A阻害剤、ジルチアゼム、ベラパミル、エリスロマイシン、フルコナゾール等〔7.4、16.7.2参照〕[本剤の血漿中濃度が上昇し本剤の副作用が増強するおそれがある(本剤の代謝酵素であるCYP3Aを中程度に阻害し、本剤の血漿中濃度を上昇させる)]。
    4. 強いCYP3A誘導剤又は中程度のCYP3A誘導剤、リファンピシン、フェニトイン、エファビレンツ、カルバマゼピン等〔16.7.3参照〕[本剤の効果が減弱するおそれがあるため、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること(本剤の代謝酵素であるCYP3Aを誘導し、本剤の血漿中濃度を減少させる)]。
    5. CYP3A基質、ミダゾラム、シンバスタチン、タクロリムス等〔16.7.4参照〕[これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(本剤がCYP3Aを阻害し、これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある)]。
    6. 治療域の狭いP-gp基質、ジゴキシン等〔16.7.7参照〕[これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(本剤がP-gpを阻害し、これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある)]。

(過量投与)

    1. 症状

    本剤の過量投与に関する情報は少ない。臨床薬理試験において健康被験者に最大で本剤200mgを単回投与した。

    50mgを超える用量では、傾眠、筋力低下、睡眠時麻痺、注意力障害、疲労、頭痛及び便秘の副作用が観察された(外国人データ)。

    1. 処置

    過量投与時、本剤に特異的な解毒剤はない(ダリドレキサントの血漿タンパク結合率は高いため、血液透析では除去できない)。

(適用上の注意)

    1. 薬剤交付時の注意

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

(取扱い上の注意)

アルミピロー包装開封後は湿気を避けて保存すること。

(保管上の注意)

室温保存。