ブリィビアクト静注25mgの添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
一時的に経口投与ができない患者における、次記の治療に対するブリーバラセタム経口製剤の代替療法:
てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)におけるブリーバラセタム経口製剤の代替療法。
用法・用量
ブリーバラセタムの経口投与から本剤に切り替える場合:
通常、ブリーバラセタム経口投与と同じ1日用量及び投与回数にて、1回量を2分から15分かけて静脈内投与する。
ブリーバラセタムの経口投与に先立ち本剤を投与する場合:
通常、成人にはブリーバラセタムとして1日50mgを1日2回に分け、1回量を2分から15分かけて静脈内投与する。
いずれの場合においても、症状により適宜増減できるが、1日最高投与量は200mgとする。
(用法及び用量に関連する注意)
- 静脈内投与から経口投与に切り替える際の経口投与の用法及び用量は、静脈内投与と同じ1日用量及び投与回数とすること。
- 経口投与が可能になった場合は速やかにブリーバラセタム経口製剤に切り替えること。
- 本剤は、希釈して投与することができる〔14.1.1参照〕。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 重大な副作用
1.1. 攻撃性(0.3%):攻撃性等の精神症状があらわれることがある〔8.3、8.4参照〕。
- その他の副作用
- 精神神経系:(3%以上)傾眠(14.9%)、浮動性めまい(10.9%)、(1~3%未満)易刺激性、不安、不眠症、(1%未満)うつ病、激越、精神病性障害。
- 血液:(1%未満)好中球減少症。
- 消化器:(1~3%未満)悪心、食欲減退、(1%未満)便秘、嘔吐。
- 呼吸器:(1%未満)上気道感染、咳嗽。
- 感覚器:(1~3%未満)回転性めまい。
- その他:(3%以上)疲労、(頻度不明)インフルエンザ、1型過敏症、注射部位疼痛。
使用上の注意
(禁忌)
本剤の成分又はピロリドン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
- 連用中における投与量の急激な減量ないし投与中止により、てんかん発作の増悪又はてんかん重積状態があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
- 傾眠、めまい等があらわれることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
- 攻撃性、激越、精神病性障害、易刺激性等の精神症状があらわれ、自殺企図に至ることもあるので、本剤投与中は患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること〔8.4、11.1.1、15.1参照〕。
- 患者及びその家族等に攻撃性、自殺企図等の精神症状発現の可能性について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること〔8.3、11.1.1、15.1参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(肝機能障害患者)
- 3.1. 肝機能障害のある患者(Child-Pugh分類A・B及びC):本剤の血中濃度が上昇することがある〔16.6.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ウサギを用いた胚・胎仔発生毒性試験の240mg/kg(本剤の臨床最高用量200mg/日投与時の曝露量と比較して約6.7倍の曝露量)において、胚損失増加、胎仔体重減少(対照群に対し6%)、矮小胎仔増加及び前肢骨端骨形成不全又は前肢骨端欠損又は前肢指骨骨形成不全又は前肢指骨欠損あるいは後肢骨端骨形成不全又は後肢骨端欠損又は後肢指骨骨形成不全又は後肢指骨欠損が認められた)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト乳汁中に移行するとの報告がある)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(相互作用)
ブリーバラセタムは主にアミダーゼにより加水分解され、一部CYP2C19により代謝される。また、エポキシドヒドロラーゼ及びCYP2C19を阻害する〔16.4、16.7.1、16.7.7参照〕。
- 併用注意:
- CYP2C19誘導薬、リファンピシン等〔16.7.2参照〕[本剤の血中濃度が低下するおそれがある(CYP2C19を誘導することにより本剤の代謝が促進される可能性がある)]。
カルバマゼピン:
①. カルバマゼピン〔16.7.1参照〕[本剤の血中濃度が低下するおそれがある(カルバマゼピンが代謝酵素を誘導することにより本剤の代謝が促進される可能性がある)]。
②. カルバマゼピン〔16.7.1参照〕[カルバマゼピンの活性代謝物であるカルバマゼピン-エポキシドの血中濃度が上昇し副作用が増強されるおそれがある(本剤がエポキシドヒドロラーゼを阻害することにより、カルバマゼピン-エポキシドの代謝が阻害される可能性がある)]。
フェニトイン:
①. フェニトイン〔16.7.1参照〕[本剤の血中濃度が低下するおそれがある(フェニトインが代謝酵素を誘導することにより本剤の代謝が促進される可能性がある)]。
②. フェニトイン〔16.7.1参照〕[フェニトインの血中濃度が上昇し副作用が増強されるおそれがある(本剤はフェニトインの代謝酵素を阻害する可能性がある)]。
アルコール(飲酒)〔16.7.3参照〕[精神運動機能及び認知機能(注意及び記憶)の低下が増強するおそれがある(本剤及びアルコールは中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強する可能性がある)]。
(過量投与)
- 症状
外国の市販後に、ブリーバラセタムを1回1400mg服用したときに傾眠及び浮動性めまいが発現したことが報告されている。
- 処置
本剤過量投与に対する特異的な処置薬はない(また、本剤の尿中排泄は10%未満であるため、血液透析は有効ではない)〔16.5参照〕。
(適用上の注意)
- 薬剤調製時の注意
1.1. 希釈する場合は生理食塩液、5%ブドウ糖注射液又は乳酸リンゲル液で希釈すること〔7.3参照〕。
1.2. 希釈後は、速やかに使用すること。
1.3. 希釈後、変色又は溶液中に異物を認める場合は使用しないこと。
(その他の注意)
- 臨床使用に基づく情報
海外で実施された本剤を含む複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6-3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1000人あたり2.4人多いと計算されている〔8.3、8.4参照〕。
(保管上の注意)
室温保存。