えしせいきんまくえん
壊死性筋膜炎
皮膚の内側(皮下組織)や筋膜(筋肉の束を包む膜)に細菌が感染した状態。激痛を伴う発赤、腫れ、発熱が特徴
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最終更新: 2025.11.14
Beta 壊死性筋膜炎についての医師コメント
70代女性、糖尿病の既往がある。前日よりふくらはぎが痛い、関節が痛いという訴えがあったが、病院を受診するほど強い症状ではなかったため家で様子を見ていた。
本日になり、高熱があり、意識状態が悪くなったために救急搬送された。
当初は肺炎などからの敗血症を疑っていたが、上記病歴があり、ふくらはぎを見ると真っ赤に腫れ上がっていた。
壊死性筋膜炎を疑い、血液検査を提出しすぐに抗菌薬による治療に入り、外科的治療も考慮していたところで容体が急変した。家族からDNARを取得しており、胸骨圧迫などは行わず、死亡を確認した。
このように激烈な経過をたどることが多いです。この病気について正しい知識を備えておくことは一般の方々にとっても重要なことだと考えています。
匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.03
2015.05.03
緊急に対処が必要な疾患です。皮膚を見ただけでは蜂窩織炎と区別がつきにくいこともありますが、こちらは高熱やショック症状など激しい全身症状を伴うのでそれを参考にします。見つけたらすぐに外科的処置(壊死組織を除去する)を行います。
原因としては、「人食いバクテリア」とも呼ばれる溶連菌が有名です。溶連菌自体は咽頭炎などを起こすありふれた細菌なのですが、何らかの理由で劇症型の感染症を引き起こすことがあります。
妊婦で症状の進行が激烈で、発症24時間以内に死亡した例も多く報告されています。過度に不安になる必要はありませんが、この病気を正しく知っておくことは非常に重要です。
また、糖尿病や肝疾患の既往がある人はこの病気を発症しやすく注意が必要です。
匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.03
2015.05.03