くりぷとこっくすしょう
クリプトコックス症
クリプトコックスという真菌(カビ)による感染症。免疫力が低下しているとかかりやすく、肺炎や髄膜炎の原因となる。
9人の医師がチェック 50回の改訂 最終更新: 2017.12.06

クリプトコックス症の治療薬情報

使用が推奨される治療薬の例

肺炎

重症肺炎の治療にはアムホテリシンBを用いることが多いが、その場合には感染症内科医や呼吸器内科医に相談することが望ましい。

    フルコナゾール

    フルコナゾール(点滴or内服)

    投薬期間の目安

    2-6ヶ月間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 200mg/2回
    50≧CCR≧10 100mg/2回
    10>CCR 100mg/2回

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    イトラコナゾール (内服)

    イトラコナゾール(内服)

    投薬期間の目安

    6-12ヶ月間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 100−200mg/2回
    50≧CCR≧10 100−200mg/2回
    10>CCR 50−100mg/2回

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    イトラコナゾール (点滴)

    イトラコナゾール(点滴)

    投薬期間の目安

    6-12ヶ月間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 100−200mg/2回
    50≧CCR≧10 100−200mg/2回
    10>CCR 使用しない

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髄膜炎

4−6週間の導入療法のあとに6−12ヶ月の維持療法を行う

    L-アムホテリシンB + フルシトシン (導入療法)

    導入療法

    L-アムホテリシンB(点滴)

    投薬期間の目安

    4−6週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 5mg/kg/1回
    50≧CCR≧10 5mg/kg/1回
    10>CCR 5mg/kg/1回

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    フルシトシン(内服)

    投薬期間の目安

    4−6週間

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 25mg/kg/4回
    50≧CCR≧10 25mg/kg/2回
    10>CCR 25mg/kg/1回

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    フルコナゾール (維持療法)

    維持療法

    フルコナゾール(点滴or内服)

    投薬期間の目安

    6−12ヶ月

    投与量・回数の目安

    腎機能(CCR) 1回投与量/1日投与回数
    CCR>50 200mg/2回
    50≧CCR≧10 200mg/1回
    10>CCR 200mg/1回

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AIDSの場合

L-アムホテリシンB+フルシトシンを用いて治療開始する場合が多いが、治療効果判定を含めて専門家に相談することが望ましい