りんぱかんしゅ
リンパ管腫
生まれつきリンパ管に異常が起こり、リンパ液が溜まった袋ができる病気。首やわきの皮膚の内側にできることが多い
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最終更新: 2018.11.19
リンパ管腫の基礎知識
POINT リンパ管腫とは
リンパ管に異常の影響で、皮膚の下にリンパ液が溜まった袋ができる病気です。主に首や脇腹、脇の下にでき、皮膚の上から柔らかいしこりを感じることができます。細胞診(リンパ液を抜く検査)や画像検査(CT検査やMRI検査、超音波検査)によって診断が行われ、手術もしくは硬化療法(薬剤を入れて袋の中の液体を固める治療)によって治療が行われます。リンパ管腫が心配な人は皮膚科や整形外科を受診してください。
リンパ管腫について
- 生まれつきリンパ管に異常が起こり、リンパ液が溜まった袋ができる病気
- 主に首やわきの下、脇腹にできることが多い
- 国内にはおよそ10,000人の患者がいる
- 小児慢性特定疾患に指定されており、申請を行えば
症状 の進行具合によって医療費の補助を受けることができる
リンパ管腫の症状
- 柔らかくて滑らかな皮膚の盛り上がりができる
- 首やわきや脇腹に起こりやすい
リンパ管腫の検査・診断
細胞診 、組織診 :リンパ管腫に針を刺して中の液体を抜いてくる- 液体内に
がん が存在していないかを調べる
- 液体内に
- 画像検査:
腫瘍 の状態を調べる(必要に応じて行われる)超音波検査 :腫瘍の有無を調べるCT 検査:腫瘍の大きさや位置を調べるMRI 検査:腫瘍の大きさや位置を詳しく調べる
リンパ管腫の治療法
- 原則的には経過を見ながら治療方法を検討する
- 治療の原則は手術か、硬化療法
- 手術:リンパ管腫を取り除く
- 薬剤治療:ピシバニール、ブレオマイシンなどの薬剤を腫瘤に注入すると腫瘤が硬く小さくなる
- リンパ管腫が大きければ大きいほど治療は難しく、再発率も高くなる
- 気になる
症状 の場合は、小さい病変 でも放置せず、専門医の診断を受けること重要