◆18件45万人のデータを分析
研究チームは3つの医学論文データベースで検索し、フルーツとうつ症状の関係がテーマの論文10件(対象者数の合計227,852人)と、野菜とうつ症状の関係がテーマの論文8件(218,699人)を選び出しました。それらの研究結果をまとめて再分析し、フルーツや野菜の摂取とうつ症状リスクの関連を検証しました。
◆フルーツや野菜の摂取量が多いとうつ症状は少ない
以下の結果が得られました。
摂取量が最も多かった群における、摂取量が最も少なかった群に比べたうつ症状の相対リスクは、フルーツでは0.86(95%信頼区間:0.81-0.91、P<0.01)、野菜では0.89(95%信頼区間:0.83-0.94、P<0.01)だった。
研究デザイン別のサブグループ解析を実施したところ、コホート研究においてフルーツの摂取(0.83[95%信頼区間:0.77-0.91、P=0.006])と野菜の摂取(0.88[95%信頼区間:0.79-0.96、P=0.007])は、うつ症状リスクと逆相関関係を示した。
フルーツも野菜も多く食べるほどうつになるリスクが下がるという結果でした。
どんなフルーツや野菜を摂取すればうつになりにくいのかは明らかになっていません。今後の研究での解明が待たれます。
執筆者
Fruit and vegetable consumption and the risk of depression: A meta-analysis.
Nutrition. 2015 Sep 30.
[PMID: 26691768]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。