◆親は子どもの肥満をどう感じているか?
今回の研究では、4,437人の親を対象に、「あなたの子どもは、体重が軽すぎか、正常か、重すぎか、極度に重すぎか?」と、「子どもの体重について何かするか?」を聴取しました。
◆親は子どもが肥満だと思っていない
以下の結果が得られました。
親から報告された身長と体重で計算したもの(それぞれ16.3%、5.8%)よりも、子どもが過剰体重(8.2%)または超過剰体重(0.2%)と感じている親は、有意に少なかった。
子どもを肥満であると感じている親の人数は、実際のBMIで肥満と判断された子どもの人数よりも少ないという結果でした。
子どもがたくさん食べることは健康にとって大事ですが、その体重管理も重要です。そのうえで、今回の研究結果は親にとって参考になるかもしれません。
執筆者
Parents' perception of their child's weight status and intention to intervene: a Western Australian cross-sectional population survey, 2009-12.
Aust N Z J Public Health. 2015 Nov 11
[PMID: 26559494]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。