2015.09.19 | ニュース

トリガーポイントに鍼を打つと、首の痛みが軽く、よく動くようになった

ランダム化比較試験により検証

from The Journal of orthopaedic and sports physical therapy

トリガーポイントに鍼を打つと、首の痛みが軽く、よく動くようになった の写真

急に起こる首の痛みにより、日常生活でさまざまなことに支障が出ます。今回の研究では、首の痛みに対してトリガーポイントに鍼治療を行うとその痛みが改善することを報告しました。

◆鍼治療を行う群と行わない群にランダムに振り分け

トリガーポイントは、その部分を刺激すると、その他の部分にも痛みが生じると言われているポイントのことを言います。

今回の研究では、急性の機械的な首の痛みがあった患者17人を、トリガーポイントへの鍼治療を行う群と行わない群(研究終了後に行う群)にランダムに分けました。 刺激部位は、僧帽筋と呼ばれる首から背中にある筋肉の上部としました。

 

◆鍼治療を行うと、首の痛みが改善し首が曲がるようになった

以下の結果が得られました。

鍼治療を1セッション行った患者では、治療を受けていない患者と比べて、介入10分後と1週間後の両方の時点で、首の痛みがより大きく減少し、圧疼痛閾値はより大きく増加し、首の可動域はより大きく増加した(すべてp<.01)。

首の機械的な痛みに対して鍼治療を行うと、首の痛みや首の動きが改善しました。

 

以前にも今回の研究と類似した研究を紹介しました。その研究との違いは、鍼治療を行ったトリガーポイントの場所で、今回はより首に近い部分に鍼治療を行いました。

同じような首の痛みであっても、異なる場所に鍼治療を行うと効果が認められるのであれば、もしある部位に打って有効でない場合、他の場所も次の選択肢として挙げることができます。そのような様々な選択肢があることで、鍼治療が治療の役に立つ可能性が広がるかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Short-term changes in neck pain, widespread pressure pain sensitivity, and cervical range of motion after the application of trigger point dry needling in patients with acute mechanical neck pain: a randomized clinical trial.

J Orthop Sports Phys Ther. 2014 Apr

[PMID: 24568260]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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