のどのいたみ
喉(のど)の痛み

溶連菌感染症の治療はどうしよう。薬は?抗生物質の種類は?自然治癒するの?

溶連菌感染症の治療はどんなことを行うのでしょうか?

また、治療しなかった場合は治らないのでしょうか?

1. 溶連菌感染症は自然治癒するのか?

溶連菌感染症は薬を使わなくても自然治癒します。

抗生物質のない時代にも溶連菌感染症は存在していたわけで、だからといって感染がいつまでたっても治らなかったわけではないはずです。

つまり、時代が溶連菌感染症が自然治癒することを証明しています。

それでは、溶連菌感染症が自然治癒するのであれば、治療する意味はどのくらいあるのでしょうか?

溶連菌感染症を治療する価値はどのくらいあるのか

溶連菌感染症と分かったら基本的に治療します。

溶連菌感染症を治療することが本当に必要なのか、その価値を考えてみましょう。

  • 症状が早く楽になる

適切な抗生物質を使うことで、たいていの場合は薬を使い始めた翌日くらいには症状が楽になります。

また、痛み止めを使って、喉の痛みを緩和することができます。

  • 感染が重症になるの防ぐ

感染を治療せずにそのままにしておくと、を作ったり血管の中に溶連菌が侵入したりして重症になることがあります。

抗生物質を使って早めに治療することで、重症になるのを防ぐことができます。

  • 何度も反復して感染が起こるのを防ぐ

抗生物質による治療を行うと殺菌できます。

しかし、残念ながら殺菌しきれないことがあります。その場合は感染が治っても常在菌として溶連菌が残ってしまいます。

とはいえ、治療しないよりは残る確率は低いので、感染がその後再発する確率を抑えてくれます。

2. 溶連菌感染症に使う薬はどんなもの?

溶連菌の治療に使う薬は、抗菌薬と痛み止め(解熱鎮痛薬)がメインになります。

各々を詳しく説明していきます。

抗生物質について

溶連菌感染症に効果のある抗生物質は、以下のものがメインになります。

  • アモキシシリン(サワシリン®、パセトシン®)

古くから使われているペニシリン系の抗生物質になります。

ペニシリン系抗生物質が溶連菌感染に最も有効です。

1日に3-4回飲む必要があります。

  • セファレキシン(ケフレックス®)

アモキシシリンと並んで溶連菌に強い抗生物質になります。

ペニシリンにアレルギーのある人に対してまれにアレルギーを起こすので注意が必要です。

1日に4回飲む必要があります。

  • クリンダマイシン(ダラシン®)

アモキシシリンやセファレキシンほどではないですが、溶連菌に強い抗生物質です。

ペニシリンにアレルギーが有る場合に使う場合が多いです。

1日に3-4回飲む必要があります。

また、喉の痛みには抗生物質以外の薬を使うことも多いです。

次の章では抗生物質以外の薬について説明します。

痛み止め(解熱鎮痛薬)について

痛み止めは、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれるグループとアセトアミノフェンという薬に分けられます。

  • NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)

解熱鎮痛薬と呼ばれる薬の多くはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる種類に分類されます。

NSAIDsには解熱鎮痛作用や抗炎症作用があります。

NSAIDsの代表格が、ロキソプロフェンナトリウム(商品名:ロキソニン®など)やイブプロフェン(ブルフェン®など)といった薬になります。

副作用は、胃痛、咳、腎機能の低下によるむくみなどがあります。

  • アセトアミノフェン

アセトアミノフェンの鎮痛効果は一般的なNSAIDsに比べるとやや劣ります。

その一方で、安全性が高く小児から高齢者まで幅広い年齢で使えるのがメリットの一つです。妊婦への負担も少ないとされ、「医師の診断の下で使用に対して有益性が危険性を上回る場合」などの条件はつきますが、妊娠中でも使用可能です。

抗生物質と鎮痛薬に関して説明しましたが、これらの薬以外にも有用なものはあります。

喉の痛みに効く薬:喉が痛いときはこの薬を飲もう(抗生物質など)」のページで詳しく説明していますので参考にしてください。