のどのいたみ
喉(のど)の痛み

妊娠中に喉が痛い。溶連菌感染症だったらどうしよう

妊娠中に溶連菌感染症になることがあります。

しかし、お腹の子どもへの悪影響がないかが心配になるため、抗生物質などの痛み止めを使うのがためらわれることもあると思います。

この項では妊娠中に使っていい薬はどれなのかを考えていきます。

1. 溶連菌感染症に使う薬の中で妊娠中に使ってはいけない薬はなに?

溶連菌感染症に対して使う薬は、主に抗生物質と痛み止め(解熱鎮痛薬)です。

中でも妊娠中は避けておきたい薬があります。具体的にはどんな薬のことでしょうか?

ニューキノロン系抗菌薬(クラビット®、シプロキサン®など)

クラビットなどのニューキノロン系抗菌薬は妊娠中に使うのは避けなくてはなりません。

ニューキノロン系抗菌薬は細菌のDNAが分裂するのを妨害する作用があります。

そのため、お腹の中の子どもが成長したり臓器ができたりすることを妨害してしまう可能性があります。

妊娠中に病院にかかった時にクラビットやシプロキサン、ジェニナックなどのニューキノロン系抗菌薬が処方されても、妊娠中だけでなく妊活中の人も飲まないように気をつけてください。

NSAIDs(ロキソニン®、ボルタレン®など)

鎮痛作用の強いNSAIDsと呼ばれる解熱鎮痛薬(NSAIDs)を妊娠中に飲むのもできれば避けたほうが良いです。

この薬は必ずしも妊婦が飲んではいけないわけではありませんが、子どもに悪影響が出る可能性が報告されています。

特に出産予定日の前々月以降に使うと、胎児の肺の血管に悪影響が出る可能性があります。

痛み止めであれば、後述するアセトアミノフェンのほうが安全性は高いです。

2. 溶連菌感染症に使う薬の中で妊娠中に使っても良い薬はなに?

妊娠中も使える溶連菌感染症の治療薬に関して説明していきましょう。

使って良い薬は上に上げたもの以外はほぼ全てになります。

ペニシリン系抗菌薬(サワシリン®、クラバモックス®、オーグメンチン®、ビクシリン®など)

ペニシリン系と呼ばれる抗菌薬は妊娠中にも使うことができます。

そのため、溶連菌の感染の治療を行う上で最も使われる抗生物質になります。

第1セフェム系抗菌薬(ケフレックス®、セファメジン®など)

セフェム系抗菌薬も妊娠中に使うことのできる抗生物質になります。

溶連菌に対しても効果があります。

クリンダマイシン(ダラシン®など)

日本の推奨では妊婦にはあまり使わないようになっていますが、海外では多くのデータを持って妊婦にも使って良いことになっています。

ペニシリンにアレルギーがあって使えない場合は、クリンダマイシンが選択肢に挙がります。

アセトアミノフェン(カロナール®など)

NSAIDsよりは鎮痛作用が弱いのですが、妊娠中にも使いやすいのがアセトアミノフェンになります。

もちろんこの薬も悪影響が出ないわけではないので、必要時にのみ使うようにする必要があります。

ここまで、妊娠中でも使いやすい薬を挙げましたが、もちろんどんな薬でも副作用が出る可能性があります。

妊娠中は特に、この薬が本当に必要なのかを考えながら使うようにする必要があります。

判断に困る時は、遠慮無くお医者さんに相談するようにしてください。