2016.07.30 | ニュース

貧血の女性は中性脂肪が高かった!酸化ストレスとの関係は?

36人の女性の検査結果から
from Clinical nutrition (Edinburgh, Scotland)
貧血の女性は中性脂肪が高かった!酸化ストレスとの関係は?の写真
(C) Syda Productions - Fotolia.com

女性は貧血になりやすく、特に多いのが鉄分の不足による貧血(鉄欠乏性貧血)です。貧血の女性の血液を検査した研究から、貧血の女性では中性脂肪が高かったことなどが報告されました。

◆36人の女性の血液検査

ここで紹介する研究は、貧血が酸化ストレスに関係するのではないかという観点から、女性の血液検査を行ったものです。

対象として、鉄欠乏性貧血がある女性18人と、健康な女性18人が集められました。

対象者の血液検査によって、中性脂肪や抗酸化機能などが比較されました。

 

◆貧血の人で中性脂肪が高い

次の結果が得られました。

鉄欠乏性貧血患者は、対照群に比べて中性脂肪が高く、CETP活性が高く、HDLコレステロールが低かった(すべてP<0.001)。

健康な女性よりも、鉄欠乏性貧血がある女性のほうが中性脂肪が高く、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低くなっていました。

抗酸化機能を詳しく調べたところ、鉄欠乏性貧血がある女性では抗酸化機能が低くなっていました。

 

鉄欠乏性貧血がなぜ抗酸化機能の悪化と関係するのかはこの研究では説明できないため、今後の研究の課題となるかもしれません。

女性は月経やホルモンバランス、栄養バランスの影響から貧血になりやすいため、鉄分も考えに入れて、必要な栄養素をしっかり取れる食事に気を付ける必要があります。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Oxidative stress, HDL functionality and effects of intravenous iron administration in women with iron deficiency anemia.

Clin Nutr. 2016 Feb 13. [Epub ahead of print]

[PMID: 26926576]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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