2016.05.24 | ニュース

肺がんの治療中にうつになる人が減った!もっと詳しい情報提供の結果

化学療法中の172人の研究から
from Current oncology (Toronto, Ont.)
肺がんの治療中にうつになる人が減った!もっと詳しい情報提供の結果の写真
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がんに苦しみながら治療を受けるのは大変なことです。うつに陥る人も多く、抗がん剤の副作用としてうつ症状が出ることもあります。治療について詳しい情報が提供されることで、治療中にうつ症状が出る人が減ったという研究結果が報告されました。

◆さらに詳しい説明をする効果は?

この研究には、肺がん化学療法を受けている患者172人が参加しました。

参加者のうち62人には、基本的な説明に加えて、医学部卒の大学院生が4週間かけて毎週1回、治療に関係する食事と運動について詳しく説明し、参加者からの質問にも答えました。

ほかの110人には基本的な説明だけがなされました。

化学療法開始から5週目に、うつ症状などの健康状態が判定されました。

 

◆うつ症状が少なくなった

その結果、基本的な説明だけのグループでは70.91%の人にうつ症状がありましたが、詳しい情報提供を受けるグループの人では51.61%と少ない割合でした

 

詳しい説明を受けて安心し納得したうえで治療を受けることで、結果にも違いが出るのかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Relationships between patient knowledge and the severity of side effects, daily nutrient intake, psychological status, and performance status in lung cancer patients.

Curr Oncol. 2015 Aug.

[PMID: 26300675]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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