2016.02.12 | ニュース

牛乳と果物は糖分を含んでいるが肥満の予防になる?

韓国人の児童、青年を対象に検証
from Nutrients
牛乳と果物は糖分を含んでいるが肥満の予防になる?の写真
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糖分のとりすぎは肥満の原因になります。牛乳や果物にも糖分は含まれていますが、やはり肥満に結びつくのでしょうか?牛乳や果物による糖分摂取と子供の肥満との関連が調べられました。

◆牛乳や果物に含まれる糖分は肥満の原因にならない?

研究班はデータベースから2002年から2011年までに行われた、食事による糖分摂取、特定の食べ物からの糖分摂取と肥満の調査結果を集めました。合計5件の調査結果の中から、合計2,599人の韓国人児童、青年を対象者として選びました。そして、調査結果を集めたデータが解析されました。

 

◆牛乳や果物に含まれる糖分を摂ると肥満予防と関連

次の結果が得られました。

女の子の対象者だけに、牛乳と果物による糖類摂取と過体重、また、肥満との負の関連が見られた(過体重のオッズ比0.52; 95% 信頼区間、0.32-0.84; pトレンド=0.0246、肥満のオッズ比0.42; 95% 信頼区間、0.23-0.79; pトレンド=0.0113)。

女の子では、牛乳や果物から糖分を摂る量が多い子で肥満が少ないことが報告されました。

 

この結果は、あるひとつの時点でのデータを解析したものであるため、牛乳や果物から糖分を摂ることが肥満の予防になるとは明らかにできません。やせている人がその体質などの結果として牛乳や果物を摂取しやすい傾向にあるという可能性があります。さらに、肥満の予防には運動などの様々な他の要素も関わってきます。牛乳や果物から糖分を摂ることが肥満の予防になると判断するには、さらなる研究が必要になります。

執筆者

宮本 望都喜

参考文献

Association of Dietary Sugars and Sugar-Sweetened Beverage Intake with Obesity in Korean Children and Adolescents.

Nutrients. 2016 Jan 8.

[PMID: 26761029]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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