2016.02.12 | コラム

パニック障害の治療法を解説 認知行動療法で不安や恐怖感は改善するの?

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1. パニック障害への治療法のひとつ、認知行動療法とは?
2. パニック障害の不安や恐怖感などの症状に認知行動療法は効果があるの?

パニック障害は、不安障害のひとつで1000人に1人くらいの割合で起こる病気です。治療法として、薬治療や認知行動療法が知られています。今回は、その中でもパニック障害への認知行動療法について解説します。不安や恐怖感に効果はあるのでしょうか?

◆パニック障害への治療法のひとつ、認知行動療法とは?

パニック障害は不安障害に分類され、突然襲われるパニック発作比較的急激に、症状が一定時間あらわれること。その後の時間経過や適切な治療によって、症状が無くなりやすいものを指すことが多いが起こる病気です。息苦しさ、動悸心臓や太い動脈の脈拍を自覚すること。精神的な緊張や運動だけでなく、ホルモンバランスの異常や貧血など、様々な病気の症状として起こるなどの症状や「パニックになった時に助けてもらえない状況」に対する恐怖(広場恐怖)が特徴的であると言われています。パニック障害の治療法として、認知行動療法心理療法の一種で、自分の認識や考え方、行動を変えながら精神面での調子を整えていくための治療がありますが、どのような治療法なのでしょうか。

認知行動療法は、考え方(認知)に働きかけ、行動を変化させていく治療法です。私たちは、様々な環境に適応しながら生活をしていますが、その周囲の環境に強くストレスを感じると悲観的になり、その悲観的な状態のまま何も解決できずに進んでいくことがあります。そのような状態を、考え方や行動の側面からうまく対応できるように変えていく治療法が認知行動療法です。

パニック障害の認知行動療法では、徐々に広場恐怖を改善したり、パニック発作を不安に思わないようにトレーニングを行います。具体的な治療の流れは、以下の通りです。

  • 直面している問題を抽出して治療の方針を決める
  • 気持ちが落ち込んだ時に最初に思い浮かべることに焦点を当て、考え方のバランスをとる
  • より根底にある認知の歪みを整える

その効果について、どのように言われているか次に解説します。

 

◆パニック障害の不安や恐怖感などの症状に認知行動療法は効果があるの?

パニック障害に対する認知行動療法は、症状の改善に効果があると言われており、その効果は薬治療に匹敵します。また、薬治療では再発率が高いという問題点がありますが、認知行動療法は薬治療と比較して再発率が低いという研究結果も出ています。もちろん、再発を予防するには、生活習慣の改善なども必要になってきますので、併せて考慮することが大事です。

 

パニック障害は完治することが多い病気ですが、他の精神疾患を一緒に発症症状や病気が発生する、または発生し始めることしていたり、ストレスが強い環境では治りにくいことが知られています。認知行動療法が行える病院はまだ限られていますが、医師と相談し選択肢として検討してみても良いかもしれません。

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執筆者

MEDLEY編集部

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。