2016.02.05 | コラム

ノロウイルス感染症の症状とは?下痢や嘔吐のほかこんな症状には要注意

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この記事のポイント

1. ノロウイルス感染症とは?感染性胃腸炎の一種
2. ノロウイルス感染症の主な症状は嘔吐と下痢
3. ノロウイルス感染症で注意する症状や特徴は?
4. ノロウイルスに感染したら?治療法と経過について

冬場に流行するノロウイルスは感染力が非常に強く、感染すると下痢や嘔吐だけでなく様々なつらい症状が現れます。ここでは、ノロウイルス感染症の症状や注意点、治療の経過について解説します。

ノロウイルス感染症は、ノロウイルス(Norovirus)というウイルスに感染することで起こる病気です。ノロウイルスに感染したカキを代表とする二枚貝を生で食べると感染しやすく、またノロウイルスの感染者と接する、感染者が作った料理を食べる、感染者の排泄物や嘔吐物に含まれたノロウイルスを吸い込むことで発症します。

カキは生で食べることが多く、また十分に加熱されていない調理物も多いため、特に原因となり得ることが知られています。ノロウイルスに感染するとどんな症状が現れるか見ていきましょう。

 

ノロウイルスの主な症状は、嘔吐、下痢、腹痛です。場合によっては、発熱、寒気、頭痛などの症状が見られることもあります。子どもがノロウイルスに感染した場合は、特に嘔吐が見られやすいと言われています。また、ノロウイルスに感染し、下痢を伴う場合では、便の色はそこまで異常な色になりません。もし、明らかな血便などが見られた場合は、その他の病気を疑う必要があります。

一方、ノロウイルス感染症では、ウイルスの量が少なかった場合など、感染していても症状が見られない無症候性キャリアの人がいます。症状が見られないため、知らない間に感染を広げている可能性もあります。

ノロウイルスに感染すると、その多くは数日間で改善しますが、入院が必要となる場合や「ノロウイルスと思っていたが実は違う感染症だった」という場合もあるため、いくつか注意点があります。
 

ノロウイルスが原因で入院になる、またはノロウイルス以外が原因の感染症である場合は、以下のような症状や特徴に注意する必要があります。

  • 脱水症

  • 血便

  • 症状が長く続く(1週間以上)

  • 65歳以上

  • 糖尿病などの持病を持っている場合

  • 妊娠中

このような症状や特徴があてはまる場合は、重症化したり、ノロウイルス以外の病原体が感染している可能性がありますので、早めにお近くの医療機関を受診されることをおすすめします。

 

ノロウイルス感染症では、その多くが自然に回復します。水分をしっかりとって、脱水症状にならないように気をつけることが大切です。その他の治療法としては、吐き気止めや整腸剤を使う場合があります。なお、抗生物質はウイルスには効きません。むしろ、下痢症状を悪化させる場合があるため、ご注意ください。

ノロウイルス感染症は、感染力が強く、予防も重要になります。特にノロウイルス感染症が多くなると言われている冬の季節、手洗いなどの予防や食べ物に注意しましょう。

執筆者

MEDLEY編集部

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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