2016.01.25 | ニュース

脳卒中によって足首が動かなくなったとき、電気刺激が有効?

8人の患者を対象にして検証
from Restorative neurology and neuroscience
脳卒中によって足首が動かなくなったとき、電気刺激が有効?の写真
(C) blas- Fotolia.com

脳卒中による神経麻痺は、つま先を上にあげることが出来なくなり、足首が垂れ下がる、下垂足という状態を起こすことがあります。今回の研究では、下垂足を患った脳卒中患者に電気刺激がどんな効果をもたらすのか検証されました。

◆ 電気刺激が下垂足を患った脳卒中患者にもたらす効果

今回の研究では、下垂足を患った脳卒中患者、8人が対象になりました。電気刺激には、植え込み可能な機能的電気刺激装置(筋肉を電流で刺激し失われた筋肉の動きを取り戻す装置)が使われました。対象者は、植え込み前と植え込み後、26週間の間、歩行能力などが調べました。

 

◆ 足首の動きが改善

次の結果が得られました

植え込み可能な機能的電気刺激装置をつけて歩くと不全麻痺患肢の足首背屈の最大可動域が増加し(機能的電気刺激装置:-0.12;足首装具:-4.79°、p<0.01)、足首動力の最高値がより高く(機能的電気刺激装置: 1.46; 足首装具0.98 W/kg、p<0.05)[...]なった。

植え込み可能な機能的電気刺激装置を使用した患者の足首の動作、力の向上が見られました。

 

この研究結果で、植え込み可能な機能的電気刺激装置の下垂足への有効性が示されました。しかし、研究対象の人数が少なかったので、導入するには、使用した時のメリットが正確にはどの程度あるのか、また、限界を知る必要があるかもしれません。

執筆者

宮本 望都喜

参考文献

Effects of implantable peroneal nerve stimulation on gait quality, energy expenditure, participation and user satisfaction in patients with post-stroke drop foot using an ankle-foot orthosis.

Restor Neurol Neurosci. 2015 Oct 16.

[PMID: 26484694]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

MEDLEYニュース新着記事