2016.01.06 | ニュース

うつ病は認知行動療法をして抗うつ薬を減らすと再発が減る

過去の13の研究を分析
from The American journal of psychiatry
うつ病は認知行動療法をして抗うつ薬を減らすと再発が減る の写真
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うつ病の治療法には、認知行動療法や抗うつ薬の服用などがあります。それぞれどのような効果があるのでしょうか。今回の研究では、うつ病に対して、うつ病初期に薬治療を行った後、認知行動療法を行った効果を検証しました。

◆抗うつ薬と認知行動療法の効果を検証

うつ病の治療には、抗うつ薬などほか、自分の気持ちや行動を理解しながら徐々に治療に対して自ら進んで行く認知行動療法があります。

今回の研究では、過去の13の研究をまとめ、それぞれの治療や、治療の組み合わせによる効果を検証しました。

 

◆抗うつ薬を徐々に減らし、認知行動療法を行うと再発が減る

以下の結果が得られました。

CBTにランダム割り振られ、抗うつ薬を徐々に減らしたうえ中止した患者では、臨床管理または抗うつ薬治療の継続のどちらかに割り振られた患者と比較して、有意に再発を経験しない傾向にあった(リスク比0.674、95%信頼区間0.482-0.943、NNT=5)。

抗うつ薬を減らしながら認知行動療法を行い、抗うつ薬中止に至った人ではうつ病の再発が少なかったという結果でした。

 

様々な診断技術により、うつ病が診断されやすくなっている昨今です。このような治療法の検証が積み重ねられ、より効果的な治療が選択される日も遠くないかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

The Sequential Integration of Pharmacotherapy and Psychotherapy in the Treatment of Major Depressive Disorder: A Meta-Analysis of the Sequential Model and a Critical Review of the Literature.

Am J Psychiatry. 2015 Oct 20

[PMID: 26481173]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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