2015.12.26 | ニュース

肥満で活動量が少ないと2型糖尿病になりやすい

117,878人のデータを分析
from The international journal of behavioral nutrition and physical activity
肥満で活動量が少ないと2型糖尿病になりやすいの写真
(C) Tom Wang - Fotolia.com

糖尿病は、脳卒中や虚血性心疾患のリスクとなる生活習慣病のひとつとして知られています。この研究は、活動量の少ない生活習慣が糖尿病を発症する危険性について調査しました。

◆117,878人の活動量と糖尿病発症リスクを分析

研究チームは、過去の9つの研究論文を集め、合計117,878人(女性は56.2%、平均年齢50.0歳、対象年齢25歳~65歳)を対象に、“活動量の少ない生活習慣”と”BMI(体格指標;体重÷身長の2乗)”が、糖尿病の発症に関係しているかを分析しました。

対象者を活動量別(少ない、普通、多い)に分け、BMIにより、やせ(18.5未満)、標準(18.5~24.9)、やや肥満(25~29.9)、肥満(30以上)に分類し、年齢、性別、教育レベル、喫煙歴との関連性についても検証しました。

 

肥満で活動性が少ないと糖尿病が増える

結果は以下の通りとなりました。

肥満で活動量が少ない生活習慣の場合、リスクは標準体重かつ活動性の高い人との比較で2型糖尿病のリスクは7.4倍(95%信頼区間3.47-15.89)となった。

肥満で活動性の低い生活習慣だと、糖尿病になるリスクは7.4倍(標準体重で活動性が高い人と比べ)になるという結果でした。

 

糖尿病を予防するという観点から、バランスのとれた食事で体重管理を心がけることや、普段から身体を動かす習慣を意識することが大切です。今回の結果を踏まえて、生活習慣を一度見直してみる必要があるかもしれません。

執筆者

Toru Kokubo

参考文献

Independent and combined effects of physical activity and body mass index on the development of Type 2 Diabetes – a meta-analysis of 9 prospective cohort studies.

Int J Behav Nutr Phys Act. 2015 Dec 1

[PMID: 26619831]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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