2015.12.31 | ニュース

双子の食べる量は、生まれたときの体重で変わる

双子172組を対象とした観察研究
from Clinical nutrition (Edinburgh, Scotland)
双子の食べる量は、生まれたときの体重で変わるの写真
(C) katrinaelena - Fotolia.com

生まれたときの体重が軽い低出生体重の人では、心血管疾患などの病気になるリスクが高くなることが今までの研究から分かっています。研究チームは、それらのリスクと関係していると考えられる食事などに着目し、出生時体重との関連性を報告しました。

◆双子172組の出生時体重と食事を調査

研究チームは、一卵性、二卵性を含む計172組の同性の双子のペアを調査対象とし、生まれたときの体重とその後の食事との間に関連性があるのかどうか調査しました。

出生時体重は対象者の母親から聞き取り、食事は対象者自身に2日間に食べたものを記録してもらいました。


 

◆双子のうち軽い体重で生まれた方では、食べる量が多かった

調査の結果、以下のことが分かりました。

全ての双子における双子同士の分析から、同じ双子のうち高体重で生まれた方と比較して、低体重で生まれた方は、総エネルギー摂取量が115キロカロリー高く、飽和脂肪の摂取エネルギー量は0.7%高いことが示された(P<0.05)。

双子のうち軽い体重で生まれた方は、カロリーの高いものを食べる傾向にある可能性が示唆されました。

 

この研究からは、双子のうち生まれたときの体重が軽い方が、食べ物を多く食べるように育てられていたなどの可能性が想像できます。カロリーの高い食べ物の摂り過ぎは、肥満による心血管疾患など様々な病気につながる可能性があるので、バランスの良い食生活を心掛けることに注意したほうがよいのかもしれません。

執筆者

鈴木あいか

参考文献

Lower birth weight is associated with alterations in dietary intake in adolescents independent of genetic factors: A twin study.

Clin Nutr. 2015 Oct 30. [Epub ahead of print]

[PMID: 26575849]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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