2015.12.19 | ニュース

肥満した子どもは学習に悪影響が出るかもしれない

12,349人を分析
from Obesity (Silver Spring, Md.)
肥満した子どもは学習に悪影響が出るかもしれないの写真
(C) takasu - Fotolia.com

子どもの肥満は、テレビの視聴時間などが関連していることが報告されています。今回の研究では、就学前の子どもを対象に肥満と認知能力の関連性を検証しました。

◆肥満と関連する認知面は?

今回の研究では、イギリスの調査に参加した12,349人のうち5歳の子どもを対象に、3歳から5歳での体重と5歳時の認知能力の関連性を検証しました。 認知能力は、空間の認識能力、表現能力、推理能力を評価しました。

 

◆3歳で肥満だった子どもは5歳で空間を認識する能力が低い?

以下の結果が得られました。

交絡因子で調整した後でさえも、3歳で肥満であった男の子は、健康な体重の子どもよりも、5歳時のパターン構成能力が有意に低かった(β=-0.029、p=0.03)。

3歳で肥満だった子どもでは、平均して5歳での空間の認識能力が低いという結果でした。

 

肥満と空間の認識能力に直接的な関連性があるかは不明です。何かしらの環境が影響している可能性も考えられますので、このような結果を参考に今後の新たな研究に期待します。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Associations between obesity and cognition in the pre-school years.

Obesity (Silver Spring). 2015 Dec 6

[PMID: 26638123]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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