2015.12.02 | ニュース

長芋を食べさせると糖尿病が改善?

ヘモグロビンA1cへの効果を検証
from Nutrients
長芋を食べさせると糖尿病が改善?の写真
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糖尿病は失明や足の壊死につながる怖い病気です。今回の研究では、糖尿病の血液検査値のひとつであるヘモグロビンA1c(HbA1c)を改善する食べ物として、長芋の効果を検証しました。

◆ラットを使って長芋の効果を検証

長芋には、ムチン、アルギニン、アラントインといった栄養成分が多く含まれており、消化促進や疲労回復などに関連していると言われています。

今回の研究は、実験的に糖尿病ラットを用いて行われました。50匹のラットを、以下の5つの群に分けました。

  • 糖尿病ではない健常なラット群
  • 糖尿病ラットで何もしない群
  • 糖尿病ラットに長芋パウダーを与える群
  • 糖尿病ラットに長芋を水抽出したものを与える群
  • 糖尿病ラットにアラントインを与える群

 

◆長芋またはアラントインを与えたラットはHbA1cがより改善

糖尿病ラットに長芋パウダー、長芋を水抽出したもの、アラントインを与えると、何も与えないよりも、血糖値、HbA1c値、LDLコレステロール値が改善するという結果でした。

 

今回の研究はラットの動物実験なので、人にそのまま当てはめることはできません。しかし、このような研究結果により、人を対象にした研究に発展する可能性もあります。今後に期待します。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Antidiabetic Effects of Yam (Dioscorea batatas) and Its Active Constituent, Allantoin, in a Rat Model of Streptozotocin-Induced Diabetes.

Nutrients. 2015 Oct 15

[PMID: 26501316]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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