2015.10.06 | ニュース
花粉症と死亡率は関係がある?
日本の研究チームが8,796人を分析
from Clinical and experimental allergy : journal of the British Society for Allergy and Clinical Immunology
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アレルギーと死亡率との関連は過去に報告されています。今回の研究では、花粉症を患っている中年と高齢者の日本人を対象に、花粉症と死亡率の関係を検証しました。
◆花粉症と死亡率の関係を検証
1993年から続いている群馬県で行われた40歳から69歳を対象とした調査で、2000年時点での花粉症データと、2008年時点での死亡率の関連性を検証しました。
◆花粉症があると、死亡率は低くなる
以下の結果が得られました。
潜在的交絡因子で調整した後、花粉症は
有意 にすべての原因の死亡率(ハザード比0.57、95%信頼区間0.38-0.87)と腫瘍 による死亡率(ハザード比0.48、95%信頼区間0.26-0.92)の低下と関連していた。
花粉症を患っている人は、すべての原因による死亡率が低いという結果でした。
筆者らは、「
花粉症と死亡率の関係について、メカニズムは不明です。何かしらの生活習慣が関わっている可能性や、花粉症以外のアレルギーを持っていて、その
執筆者
参考文献
Pollinosis and all-cause mortality among middle-aged and elderly Japanese: a population-based cohort study.
Clin Exp Allergy. 2015 Sep 14
[PMID: 26366720]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。