2015.09.27 | ニュース

インフルエンザの合併症で多いものはなにか?

6,769人の子どもを分析
from The Journal of infectious diseases
インフルエンザの合併症で多いものはなにか? の写真
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インフルエンザに付随して起きうる病気(合併症)はどのようなものがあるのでしょうか?今回は、インフルエンザにかかった子どもがどのような合併症を発症するか検証した2014年の論文を紹介します。

◆インフルエンザの合併症を調査

今回の調査は、2003年から2010年にアメリカで行われた調査のデータをもとに、インフルエンザで入院した子ども6,769人の合併症を検討しました。

 

◆子どものインフルエンザ合併症で最も多いのは肺炎

以下の結果が得られました。

6,769人の子どもでは、入院期間の中央値は3日(四分位範囲2-4日)であり、集中治療が必要なのは975人(14%)、呼吸器不全であったのは359人(5%)、死亡したのは40人(1%)であった。

最も一般的な合併症は、肺炎(子どもの28%)、喘息の悪化(2歳以上で22%(793人/3,616人))、脱水(21%)であった。

インフルエンザの合併症で一般的なものは、肺炎喘息の悪化、脱水でした。そのなかでも肺炎が最も多い合併症でした。

 

今回の研究以外で報告された合併症として、中耳炎、脳脊髄炎、熱性けいれんなどが挙げられています。様々な合併症を引き起こすインフルエンザ、重症化しないためにも注意していく必要がありそうです。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Complications and associated bacterial coinfections among children hospitalized with seasonal or pandemic influenza, United States, 2003-2010.

J Infect Dis. 2014 Mar 1

[PMID: 23986545]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。