手術前の変形性股関節症患者に筋力トレーニングは有効か
変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減ったり変形することで、股関節に痛みを伴う病気です。研究グループは、手術前の変形性股関節症患者に対する筋力トレーニングによる効果を調べました。
◆18名の変形性股関節患者を対象としたランダム化比較試験
研究グループは、手術前の変形性股関節症患者に対する筋力トレーニングの効果を調べました。対象は、手術前の変形性股関節症患者18名です。対象をランダムに介入群と対照群に分け、介入群にのみ、週2回10週にわたり、お尻と太ももの瞬発力を鍛える筋力トレーニングを行いました。
◆筋力トレーニングに効果あり
以下に結果を示します。
アドヒアランスは、高く(93%)、許容可能な運動に関連する痛み((VASスコア ≤5)はセッションの83%において報告され、有害事象はなかった。HOOSの’機能’の変化は、介入群が対照群と比べて10点(95%信頼区間4.7-15.3)高かった(p<0.001)。
この結果は、筋力トレーニングが痛みを大きく助長せずに行われ、運動機能の改善に統計学的に
痛みを伴う変形性股関節症。痛くて安静にしようとも思えるかもしれませんが、適切な方法での筋力トレーニングであれば効果があるかもしれないという結果が示されました。一つの選択肢として、考慮してみるのもよいのかもしれません。
執筆者
Preoperative progressive explosive-type resistance training is feasible and effective in patients with hip osteoarthritis scheduled for total hip arthroplasty - a randomized controlled trial.
Osteoarthritis Cartilage. 2015 Aug 15
[PMID: 26285180]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。