2015.05.22 | ニュース
薬をうまく飲めない子どもに、うまく飲ませる5つの方法
データベースより論文を収集
from Pediatrics
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健康な子どもでも薬が飲み込みにくくなることがしばしばあります。今回、アメリカの研究チームがデータベースより論文を収集し、飲み込みに効果のある方法を調査しました。その結果、行動療法、味付けされたのどスプレー、言葉での指導、薬を飲む特殊なカップ、頭の姿勢訓練に効果があったことが報告されました。
◆論文データベースより論文を収集
論文データベースから、薬の飲み込みがうまくできない0歳から21歳の人を対象にした論文を収集し、効果のある飲み込み方法を探しました。
◆飲み込みを上手に行う5つの方法
調査の結果、薬の飲み込みがうまくできなかった対象者に有効だった介入方法は
- 行動療法
- 味付けされたのどスプレー
- 言葉による指導
- 薬を飲む特殊なカップ
- 頭の姿勢訓練
が挙げられました。
研究チームは「薬の飲み込みがうまくできないという障壁に対しては、さまざまな介入が乗り越えることに成功している。この問題への対処と効果的な方法を調査することは、小児集団において服薬管理と
患者さんが薬をうまく飲めるよう、医師も工夫しています。お子さんが薬をうまく飲めなくて困っていたら、主治医に相談してみてもよいかもしれません。
執筆者
参考文献
Effectiveness of Pediatric Pill Swallowing Interventions: A Systematic Review.
Pediatrics. 2015 May
[PMID: 25896843]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。