処方薬
グルカゴン注射用1単位「F」
後発

グルカゴン注射用1単位「F」の基本情報

グルカゴン注射用1単位「F」の概要

商品名 グルカゴン注射用1単位「F」
一般名 グルカゴン注射用
薬価・規格 1671.0円 (1U.S.P.単位1瓶(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 富士製薬
YJコード 7229400D1096
レセプト電算コード 620007279
添付文書PDFファイル

グルカゴン注射用1単位「F」の主な効果と作用

  • 血糖値を上げる働きがあります。
  • 意識を失うような強い低血糖症が起こった場合に、症状を改善させるお薬です。
  • 成長ホルモン分泌機能や血糖値に関与する臓器の機能検査に用いるお薬です。
  • 胃腸の運動をおさえ、消化管の検査をしやすくするお薬です。

グルカゴン注射用1単位「F」の用途

  • インスリノーマの診断
  • 肝糖原検査
  • 成長ホルモン分泌機能検査
  • 低血糖時の救急処置
  • 消化管X線検査の前処置
  • 消化管内視鏡検査の前処置

グルカゴン注射用1単位「F」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、蕁麻疹、下痢、腹痛、腹鳴、心悸亢進、収縮期血圧が20~30mmHg程度低下、収縮期血圧低下、高血圧、LDH上昇、血清ビリルビン上昇

起こる可能性のある重大な副作用

嘔吐、嘔気、発汗、ショック、アナフィラキシーショック、不快感、顔面蒼白、血圧低下、低血糖、全身倦怠、傾眠、冷汗、冷感、意識障害

上記以外の副作用

血糖値上昇、尿糖、トリグリセリド上昇、白血球数増加、白血球分画変動、頭痛、顔色不良、熱感、発赤、眩暈、血清カリウム低下、倦怠感、ほてり、血清カリウム上昇、眠気、血清無機リン上昇、尿潜血

グルカゴン注射用1単位「F」の用法・用量

  • 1.成長ホルモン分泌機能検査:本品1U.S.P.単位を1mLの注射用水に溶解し、1U.S.P.単位又は体重1kg当たり0.03U.S.P.単位を皮下又は筋肉内に注射する
  • 2.インスリノーマの診断:1U.S.P.単位を1mLの注射用水に溶解し、静脈内に注射する
  • 3.肝糖原検査:1U.S.P.単位を生理食塩液20mLに溶かし、3分かけて静脈内に注射する
    • なお、小児においては体重1kg当たり0.03U.S.P.単位を筋肉内に注射する
  • 4.低血糖時の救急処置:1U.S.P.単位を1mLの注射用水に溶解し、筋肉内又は静脈内に注射する
  • 5.消化管のX線及び内視鏡検査の前処置:1U.S.P.単位を1mLの注射用水に溶解し、0.5~1U.S.P.単位を筋肉内又は静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • 但し、本剤の作用持続時間については、筋肉内注射の場合約25分間、静脈内注射の場合15~20分間である
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

グルカゴン注射用1単位「F」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

グルカゴン注射用1単位「F」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
β-遮断剤 血糖上昇後のリバウンド現象である低血糖症状
プロプラノロール 血糖上昇後のリバウンド現象である低血糖症状
膵臓ホルモン 血糖降下作用が減弱
インスリン製剤 血糖降下作用が減弱
血液凝固阻止剤 抗凝血作用が増強
ワルファリンカリウム 抗凝血作用が増強

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