バイクロット配合静注用の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
TAT増加、血圧上昇、腹痛、発熱、頭痛、血中カリウム減少、口腔ヘルペス
起こる可能性のある重大な副作用
血栓塞栓症、動脈血栓塞栓症、心筋梗塞、脳梗塞、腸管虚血、静脈血栓塞栓症、肺塞栓症、血栓性静脈炎、深部静脈血栓症、DIC、血小板数減少、フィブリノゲン値減少、FDP増加、D-ダイマー増加、凝固系検査異常、ショック、アナフィラキシー
バイクロット配合静注用の用法・用量
- 本剤1バイアルを添付の日本薬局方注射用水2.5mLで溶解し、2~6分かけて緩徐に静脈内に注射する
- 出血時に投与する場合、活性化人血液凝固第7因子として、体重1kg当たり症状に応じて1回60~120μgを投与する
- 追加投与は、8時間以上の間隔をあけて行い、初回投与の用量と合わせて、体重1kg当たり180μgを超えないこととする
- 定期的に投与する場合、活性化人血液凝固第7因子として、体重1kg当たり1回60~120μgを1~2日おきに投与する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤1バイアルを添付の日本薬局方注射用水2.5mLで溶解して、活性化人血液凝固第7因子として0.6mg/mLの濃度とした後、必要量を投与すること
- 7.2. 出血時に投与する場合の注意7.2.1. 出血時に投与する場合、初回投与から36時間以内の本剤投与は追加投与として取り扱うこと
- 7.2.2. 出血時に投与する場合、追加投与は1回とし、十分な効果が得られない場合には、血液凝固第10因子の蓄積を考慮した上で、他の対処方法も考慮すること
- 7.2.3. 出血時に投与する場合、追加投与の後、次に本剤を投与するまでの間隔は、48時間以上あけること
- 7.3. 定期的に投与する場合の注意本剤の出血時投与後、定期的な投与を開始する場合は、直近の投与から48時間以上の間隔をおくことを目安とする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
血液凝固因子製剤 |
血栓 |
抗線溶剤 |
血栓形成傾向 |
トラネキサム酸 |
血栓形成傾向 |
エミシズマブ<遺伝子組換え> |
血栓塞栓症、血栓性微小血管症 |