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アディノベイト静注用キット500
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アディノベイト静注用キット500の基本情報

アディノベイト静注用キット500の概要

商品名 アディノベイト静注用キット500
一般名 ルリオクトコグアルファペゴル(遺伝子組換え)キット
薬価・規格 55451.0円 (500国際単位1キット(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 武田薬品
YJコード 6343446G2023
レセプト電算コード 622623501
添付文書PDFファイル

アディノベイト静注用キット500の主な効果と作用

  • 血液凝固第8因子などを含む製剤です。血液が固まるのを促し、出血をおさえる働きがあります。
  • 出血傾向を改善するお薬です。

アディノベイト静注用キット500の用途

  • 血液凝固第8因子欠乏の出血傾向の抑制

アディノベイト静注用キット500の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、発疹、中耳炎、上気道感染、好酸球数増加、ヘマトクリット増加、単球数減少、下痢、注射部位疼痛、AST上昇、ALT上昇

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、じん麻疹、悪心、血管浮腫、呼吸困難、血圧低下、頻脈

上記以外の副作用

高ビリルビン血症、脂肪肝、関節痛、頭痛、浮動性めまい、眼充血、潮紅、喀血、脂質異常症、高トリグリセリド血症、血中コレステロール増加、高比重リポ蛋白増加

アディノベイト静注用キット500の用法・用量

  • 本剤を添付の溶解液5mLで溶解し、緩徐に静脈内に注射する
    • なお、10mL/分を超えない速度で注入すること
  • 通常、1回体重1kg当たり10~30国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する
  • 定期的に投与する場合、通常、成人及び12歳以上の小児には、1回体重1kg当たり40~50国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40~50国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40~80国際単位を3~7日間隔で投与できる
  • ただし、投与間隔を4~7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで、5日間隔投与まで、さらに7日間隔投与まで段階的に延長すること
  • 12歳未満の小児には、1回体重1kg当たり40~60国際単位を週2回投与するが、患者の状態に応じて、1回体重1kg当たり40~60国際単位を2日間隔、1回体重1kg当たり40~80国際単位を3~4日間隔で投与できる
  • ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで延長すること
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 体重1kg当たり1国際単位(IU)の本剤を投与することにより、血漿中の第8因子レベルが2%(2IU/dL)上昇することが見込まれる
  • 必要量は次の計算式に基づいて算出すること
  • 必要量[IU]=体重[kg]×第8因子の目標上昇値[%又はIU/dL]×0.5[(IU/kg)/(IU/dL)]
  • 7.2. 出血時に使用する場合は、出血の程度に応じて次の目標第8因子レベルを参考に、個々の症例において投与量及び投与頻度を調整すること
  • [出血時における投与量及び投与頻度の目安]1). 軽度(初期の関節内出血、軽度の筋肉内出血、軽度の口腔内出血):目標第8因子レベル20-40(%又はIU/dL)、投与量10-20(IU/kg)、投与頻度は12-24時間おきに出血症状消失まで
  • 2). 中等度(中等度の筋肉内出血、口腔内出血、著明な/より広範な関節内出血、及び既知の外傷):目標第8因子レベル30-60(%又はIU/dL)、投与量15-30(IU/kg)、投与頻度は12-24時間おきに出血症状消失まで
  • 3). 重度(消化管出血、頭蓋内出血、腹腔内出血、胸郭内出血、中枢神経系の出血、咽頭後隙/後腹膜腔又は腸腰筋鞘内の出血、骨折、頭部外傷):目標第8因子レベル60-100(%又はIU/dL)、*投与量30-60(IU/kg)、投与頻度は8-12時間おきに出血症状消失まで[*:通常、50IU/kg投与で100%(IU/dL)の第8因子レベル上昇が見込まれる]
  • 7.3. 周術期に使用する場合は、手術・処置に応じて必要な第8因子レベル以上を保つように投与量及び投与頻度を調整すること
  • [周術期における投与量及び投与頻度の目安]1). 小手術(抜歯を含む):必要な第8因子レベル30-60(%又はIU/dL)、投与量15-30(IU/kg)、投与頻度は8-24時間おきに出血消失まで
  • 2). 大手術(頭蓋内、腹腔内、胸腔内の手術、関節置換術):必要な第8因子レベル80-100(%又はIU/dL)、投与量40-50(IU/kg)、投与頻度は8-24時間おきに創傷治癒まで
  • 7.4. 定期的な投与の用法及び用量は患者の薬物動態、患者の状態等を考慮して決定すること
    • なお、投与間隔を4~5日間隔に延長、さらに投与間隔を6~7日間隔に延長する場合は、投与中の投与間隔において直近6ヵ月間程度出血状況が安定していることを確認したうえで、投与間隔延長の要否及び適切な投与量を慎重に判断すること
    • また、投与間隔延長後に出血が増加した場合は、速やかに用法及び用量の変更を検討すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アディノベイト静注用キット500の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

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