処方薬
献血ノンスロン1500注射用

献血ノンスロン1500注射用の基本情報

献血ノンスロン1500注射用の概要

商品名 献血ノンスロン1500注射用
一般名 乾燥濃縮人アンチトロンビンIII
薬価・規格 54896.0円 (1,500単位1瓶(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 武田薬品
ブランド 献血ノンスロン500注射用 他
YJコード 6343424D3027
レセプト電算コード 620001351
添付文書PDFファイル

献血ノンスロン1500注射用の主な効果と作用

  • 血を固まりにくくし、血液の流れをよくするお薬です。
  • 血管の中に血栓ができるのを防ぐ働きがあります。

献血ノンスロン1500注射用の用途

  • DICのアンチトロンビン3低下
  • 先天性アンチトロンビン3欠乏の血栓形成傾向
  • 汎発性血管内凝固症候群のアンチトロンビン3低下
  • 門脈血栓症のアンチトロンビン3低下

献血ノンスロン1500注射用の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、注射部位皮膚炎、注射部位炎症、悪心、凝固因子異常、PT-INR<国際標準比>増加、血尿、頭痛、発熱、好酸球数増加、過敏症

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、喘鳴、胸内苦悶、血圧低下、チアノーゼ

上記以外の副作用

じん麻疹、AST上昇、ALT上昇、嘔気、嘔吐、悪寒、胸部不快感

献血ノンスロン1500注射用の用法・用量

  • 〈効能共通〉本剤を添付の注射用水で溶解し、緩徐に静注もしくは点滴静注する
  • 〈先天性アンチトロンビン3欠乏に基づく血栓形成傾向〉本剤1日1000~3000国際単位(又は20~60国際単位/kg)を投与する
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
  • 〈アンチトロンビン3低下を伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)〉アンチトロンビン3が正常の70%以下に低下した場合、通常、成人に対し、ヘパリンの持続点滴静注のもとに、本剤1日1500国際単位(又は30国際単位/kg)を投与する
  • ただし、産科的、外科的DICなどで緊急処置として本剤を使用する場合には、1日1回40~60国際単位/kgを投与する
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
  • 〈アンチトロンビン3低下を伴う門脈血栓症〉アンチトロンビン3が正常の70%以下に低下した場合、通常、成人に対し、本剤1日1500国際単位(又は30国際単位/kg)を5日間投与する
  • 本剤投与により血栓縮小傾向が認められた場合には、通常、成人に対し、本剤1日1500国際単位(又は30国際単位/kg)の5日間投与を最大2回まで追加で行うことができる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈先天性アンチトロンビン3欠乏に基づく血栓形成傾向、アンチトロンビン3低下を伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)〉出血検査等出血管理を十分行いつつ使用すること
  • 7.2. 〈先天性アンチトロンビン3欠乏に基づく血栓形成傾向、アンチトロンビン3低下を伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)〉ヘパリンの併用により出血を助長する危険性のある場合は本剤の単独投与を行うこと
  • 7.3. 〈先天性アンチトロンビン3欠乏に基づく血栓形成傾向、アンチトロンビン3低下を伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)〉本剤の使用にあたっては、少なくとも2日以上使用してその効果を判定し、使用の継続を判断すること
  • 7.4. 〈アンチトロンビン3低下を伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)〉ヘパリンの1日持続点滴は、通常10000単位が適当と考えられるが、臨床症状により適宜増減すること(ただし、ヘパリンの投与は1時間あたり500単位を超えないこと)
  • 7.5. 〈アンチトロンビン3低下を伴う門脈血栓症〉追加投与は、本剤を5日間投与した後に経過を観察し、腹部超音波検査、CT検査等により効果の判定を行い、縮小傾向が認められたものの効果が不十分な場合に実施すること(本剤投与による効果が認められない場合は、追加投与はせずに、他の治療法を考慮すること)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

献血ノンスロン1500注射用の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

献血ノンスロン1500注射用の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ヘパリン製剤 出血を助長
血液凝固阻止剤 本剤の作用が増強
トロンボモデュリン アルファ<遺伝子組換え>製剤 本剤の作用が増強
ワルファリンカリウム 本剤の作用が増強

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