処方薬
ファイバ静注用500

ファイバ静注用500の基本情報

ファイバ静注用500の概要

商品名 ファイバ静注用500
一般名 乾燥人血液凝固因子抗体迂回活性複合体注射用
薬価・規格 92073.0円 (500単位10mL1瓶(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 武田薬品
ブランド ファイバ静注用500 他
YJコード 6343414X1051
レセプト電算コード 621384801
添付文書PDFファイル

ファイバ静注用500の主な効果と作用

  • 血を固める因子である血液凝固第8因子または血液凝固第9因子の阻害物質を持つ人に対して、血漿中の血液凝固活性を補う働きがあります。
  • 出血傾向を改善するお薬です。

ファイバ静注用500の用途

  • 血液凝固第8因子インヒビター保有の出血傾向の抑制
  • 血液凝固第9因子インヒビター保有の出血傾向の抑制

ファイバ静注用500の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

アレルギー反応、発熱、発疹、浮動性眩暈、頭痛、下痢、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、低血圧、過敏症

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、DIC、血栓塞栓症、心筋梗塞、脳梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓症

上記以外の副作用

顔面紅潮、蕁麻疹、そう痒症、血管痛、悪寒、腰痛

ファイバ静注用500の用法・用量

  • 本品1瓶を添付の溶剤で溶解し、緩徐に静注又は点滴静注する(1分間に体重1kg当たり、2単位を超える注射速度はさける)
  • 出血時に投与する場合、体重1kg当たり50~100単位を8~12時間間隔で投与する
    • なお、年齢・症状に応じて適宜増減する
    • 但し、原則として1日最大投与量は体重1kg当たり200単位を超えないこととする
  • 定期的に投与する場合、体重1kg当たり70~100単位を1日おきに投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ファイバ静注用500の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • DIC
    • 血液凝固因子インヒビターを有していない
    • 冠動脈疾患
    • 心筋梗塞
    • 急性血栓症
    • 急性塞栓症
    • IgA欠損症
    • 過敏症
    • 免疫不全
    • 重症肝胆疾患
    • 大手術後
    • 溶血性貧血
    • 免疫抑制状態
    • 抗IgA抗体を保有
    • 失血性貧血
    • 血小板数が少ない

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ファイバ静注用500の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
エミシズマブ<遺伝子組換え> 重篤な血栓塞栓症及び血栓性微小血管症、血栓塞栓症、血栓性微小血管症
血液凝固因子製剤 血栓
抗線溶剤 血栓形成傾向
アプロチニン製剤 血栓形成傾向
トラネキサム酸 血栓形成傾向
ε-アミノカプロン酸 血栓形成傾向
濃縮血小板 血栓形成傾向

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