処方薬
フロリードF注200mg

フロリードF注200mgの基本情報

フロリードF注200mgの概要

商品名 フロリードF注200mg
一般名 ミコナゾール注射液
薬価・規格 1496.0円 (1%20mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 持田製薬
ブランド フロリード腟坐剤100mg 他
YJコード 6290400A1060
レセプト電算コード 620006311
添付文書PDFファイル

フロリードF注200mgの主な効果と作用

  • 真菌(カビ)の感染が原因となる各種真菌感染症を治療するお薬です。
  • 真菌(カビ)の発育をおさえ、殺す働きがあります。

フロリードF注200mgの用途

フロリードF注200mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

期外収縮、血圧低下、過敏症、発疹、そう痒感、貧血、食欲不振、下痢、頭痛、頭重感、めまい

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、ショック、アナフィラキシー、悪心、嘔吐、血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難、チアノーゼ、意識低下、黄疸、急性腎障害、QT延長、心室性不整脈、心室性期外収縮、torsades de pointes、心室頻拍、汎血球減少、白血球減少、血小板減少

上記以外の副作用

ふらつき、振戦、AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、発熱、悪寒、倦怠感、静脈炎、血管痛、低ナトリウム血症、トリグリセライド上昇、総コレステロール上昇、頻脈

フロリードF注200mgの用法・用量

  • 本剤の用法・用量は通常次の通りであるが、年齢・症状により適宜増減する
  • 〈点滴静注〉本剤を、ミコナゾールとして200mgあたり200mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈し、通常、成人にはミコナゾールとして初回200mgより開始し、以後1回200~400mgを1日1~3回、30~60分以上かけて点滴静注する
  • ただし、輸液量が制限される場合には、ミコナゾールとして200mgあたり50mL以上の生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で希釈し、30~60分以上かけて点滴静注する
    • また、髄膜炎の場合は髄腔内注入を併用する
  • 〈髄腔内注入〉通常、成人にはミコナゾールとして1日1回5~20mgを1~7日毎に髄腔内に注入する
  • (用法及び用量に関連する注意)〈真菌髄膜炎〉髄腔内注入は確定診断がなされた患者のみに行うこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

フロリードF注200mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • ピモジド投与中
    • トリアゾラム投与中
    • ワルファリンカリウム投与中
    • シンバスタチン投与中
    • アゼルニジピン投与中
    • ニソルジピン投与中
    • ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩投与中
    • ブロナンセリン投与中
    • キニジン硫酸塩水和物投与中
    • リバーロキサバン投与中
    • アスナプレビル投与中
    • エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中
    • ロミタピドメシル酸塩投与中
    • オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン投与中
    • ルラシドン塩酸塩投与中
    • 経口血糖降下剤投与中
    • アレルギー
    • 肝機能障害
    • 気管支喘息
    • 腎機能障害
    • 蕁麻疹
    • 発疹
    • 薬物過敏症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

フロリードF注200mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 代謝を阻害し血中濃度を上昇
CYP2C9酵素により代謝される薬剤 代謝を阻害し血中濃度を上昇
ワルファリンカリウム 作用が増強、重篤な出血、著しいINR上昇、併用中止後もワルファリンの作用が遷延し重篤な出血
ピモジド QT延長、心室性不整脈<torsades de pointesを含む>、重篤な心臓血管系の副作用
キニジン硫酸塩水和物 QT延長
トリアゾラム 作用の増強、作用時間の延長
シンバスタチン 横紋筋融解症
アゼルニジピン 血中濃度が上昇
アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル 血中濃度が上昇
ニソルジピン 血中濃度が上昇
ブロナンセリン 血中濃度が上昇
シクロスポリン 血中濃度が上昇
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇
アトルバスタチン 血中濃度が上昇
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤 血中濃度が上昇
ビンクリスチン硫酸塩 血中濃度が上昇
ビノレルビン酒石酸塩 血中濃度が上昇
硫酸ビンブラスチン 血中濃度が上昇
ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤<アゼルニジピン・ニソルジピンは併用禁忌> 血中濃度が上昇
ニフェジピン 血中濃度が上昇
アムロジピンベシル酸塩 血中濃度が上昇
シルニジピン 血中濃度が上昇
ベラパミル 血中濃度が上昇
シルデナフィル 血中濃度が上昇
アルプラゾラム 血中濃度が上昇
ミダゾラム 血中濃度が上昇
ブロチゾラム 血中濃度が上昇
メチルプレドニゾロン 血中濃度が上昇
セレギリン塩酸塩 血中濃度が上昇
エバスチン 血中濃度が上昇
メシル酸イマチニブ 血中濃度が上昇
ジソピラミド 血中濃度が上昇
シロスタゾール 血中濃度が上昇
酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン 血中濃度が上昇し血管攣縮等の重篤な副作用
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 血中濃度が上昇し血管攣縮等の重篤な副作用
リバーロキサバン 血中濃度が上昇し抗凝固作用が増強されることにより出血の危険性が増大
アスナプレビル 血中濃度が上昇し肝胆道系の副作用が発現又は重症化
ロミタピドメシル酸塩 血中濃度が著しく上昇
ルラシドン塩酸塩 血中濃度が上昇し作用が増強
経口血糖降下剤 作用を増強
グリベンクラミド 作用を増強
グリクラジド 作用を増強
アセトヘキサミド 作用を増強
フェニトイン 作用を増強
カルバマゼピン 作用を増強
ドセタキセル水和物 骨髄抑制等の副作用が増強
パクリタキセル 骨髄抑制等の副作用が増強
塩酸イリノテカン 骨髄抑制等の副作用が増強
HIVプロテアーゼ阻害剤 ミコナゾール又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
リトナビル ミコナゾール又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
ロピナビル・リトナビル配合剤 ミコナゾール又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
ダルナビルエタノール付加物 ミコナゾール又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇
リファンピシン類 他のアゾール系抗真菌剤の血中濃度の低下及び血中濃度半減期の減少

フロリードF注200mgと主成分が同じ薬

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